「男の一人めし」を作るようになり、料理用の計量器を使う事が増えました。
家庭用のはかりや計量カップを使っていますが、どれくらい正確なのでしょうか?
もし計量器が示す値がずれていると、レシピどおりに料理を作っているつもりでも、実際には違う味付けになっていることになります。
そこで今回は、500円硬貨を使い、料理用デジタルはかりの校正(ずれの確認)を行いました。
さらに、計量カップの目盛りの正確性も確認しました。
タニタ クッキングスケールの校正
まず、タニタ(Tanita) クッキングスケール KJ-212を校正(「不確かさ」の確認)してみました。
新500円貨1枚を量ると、財務省が公表する量目と同じ7.1gを表示しました。
青函トンネル・瀬戸大橋開通記念500円貨幣を量っても、量目と同じ13.0gを表示しました。
さらに、量目が7.1gの2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念500円貨幣(雷神・風神)を加えた500円硬貨6枚を量ると、量目(7.1g×4枚+13.0g×2枚)と同じ54.4gを表示しました。
校正により、タニタのクッキングスケールは秤量値のずれが小さいことを確認しました。
これで、安心して料理に使えます。

ティファール キッチンスケールの校正
現在使用しておらず、すでに秤量値のずれが大きいことがわかっているT-FaL(ティファール)のキッチンスケール TYPE5247も、あらためて校正してみました。
その結果、期待する数値よりも2g程度低い表示になるという、大きな器差(その機器がもつ誤差)があることが確認できました。
このはかりは、購入後すぐに電源が入らなくなって新品と交換しましたが、その後も秤量中に突然電源が切れる不具合を生じたので、タニタ製品に買い替えたわけです。
でも、個人的に発見した、器差を小さくする特別なゼロ点調整(Tare)のやり方があって、キッチン用途以外で使っています。
量りたい物をいったん乗せ、「Tare」ボタンを押し表示を0.0gにしてから物を下ろします。
すると、マイナス表示になりますが、絶対値は期待値に近い数字になります。
(※500円硬貨6枚54.4gが、-54.5gと表示)。

さらに、その状態で再度「Tare」を押して0.0g表示にし、同じ物を乗せると期待値とのずれが小さい値を表示します。
(※500円硬貨6枚54.4gが、54.2gと表示)

なお、現在ティファールでは、料理用はかりの取り扱いはありません。
計量カップの校正
タニタのデジタルクッキングスケールの正確性が確認できたので、次に、水道水(比重=およそ1)を使用して計量カップを校正してみました。
最近、自分専用にと思って計量カップ(アンドエヌイー 130ml nikii)を購入しました。

そこで、他に妻が使っているアンカーホッキングおよび貝印の計量カップを含めて、目盛りのずれを確かめてみました。

まず、それぞれの計量カップに水50.0gを入れて、目盛りを観察しました。
その結果、アンドエヌイーでは50mLの目盛りより少なく、アンカーホッキングではほぼ50mLの目盛り、貝印では50mLの目盛りをオーバーしました。

次に、50mLの目盛りまで水を入れてから、水を別容器に移して重さを量りました。
その結果、アンドエヌイーでは53.9g、アンカーホッキングでは52.2g、貝印では47.8gでした。



さらに、100mL目盛りでも同様に確認しました。
その結果、アンドエヌイーでは104.4g、アンカーホッキングでは99.5g、貝印では96.3gでした。



上記から、計量カップはどれも同じではなく、製品によって数mLの差があります。
自分用に購入したアンドエヌイーの計量カップは、目盛りよりも約4mL多めになることが分かりました。
これを使うのはやめて、メスシリンダーを買ってみようかな(笑)
まとめ
今回、500円硬貨を使用して料理用デジタルはかりを校正したところ、タニタのクッキングスケールはほぼ正確であることが確認できました。
そして、計量カップでは、製品ごとに比較的大きな差があることが分かりました。
レシピを再現するには、計量器の校正は欠かせません。
はかりや計量カップを購入したときには、最初にずれを把握することをお勧めします。
また、経年で劣化することもあり、買い替えタイミングを逃さないように、ときどき校正することもお勧めです。
校正用に基準分銅を購入しなくても、500円硬貨があれば簡単な確認ができます。
一度試してみてください。
補足
今回使用したタニタ KJ-212の微量モード(最小表示 0.1g)での計量精度は、0gから50gまでは±0.2g、50gを超え200gまでは±0.3gとなっています(出典:製品仕様より)。
したがって、このような家庭用調理はかりの精度確認であれば、財務省が量目を公表している500円硬貨を用いた確認でも十分実用的だと考えています。
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