MT-09に防寒ハンドルカバー装着。安全性に問題あり!!

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さて、以前「バイク乗り必見?冬でも革ジャンが着られる寒くならない裏技!!」という記事の中で、グローブの防寒対策が出来ていないということを書きました。

そこで、まずはハンドルカバー(ハンドルウォーマー)をヤマハMT-09に取り付けてみたので、記事にしたいと思います。

以下、選択理由、駄目出し、改造など、について書きます。

*

まずは、モーターサイクルのハンドルの防寒対策方法について。

調べてみると、いろいろあることがわかりました。

グリップヒーター2 スポーツ120(←参照リンク;ワイズギアHP)
Q5KYSK063Y02 18,360円(税込) 17,000円(税抜) 税率:8%
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気になる点は、
・価格に工賃プラスになると・・・いい値段するなぁ。
・氷点下の外気温でも効果ある?
・ブレーキに指2本かけたままにするので、その指先はやっぱり痛くなるよね?
・掌は暖かくなっても、手の甲は冷たくなる?
・冬場はあまり乗れないので、バッテリーへの負荷は大丈夫?
ということです。

GK-804 エレクトリックヒートグローブ-カシウス(←参照リンク;コミネHP)
本体価格 17,000円(税抜)※充電式バッテリー、シガーパワーケーブルは別売り
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気になる点は、
・グリップヒーターなみに価格が高い
・バッテリーはじゃまにならない?
・バッテリーは重たくない?
・毎回バッテリー充電するのは面倒だなぁ
・途中でバッテリー切れしたら最悪ですよね?
ということです。

UNG-209 ヒートポケッテッドロングオーバーグローブ(アーバニズム)
3,800円(税抜)
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オーバーグローブに関するブログやレビューを見て、気になった点は、
・防寒性はあまり期待できそうもない
・操作性が落ちる
ということです。

AK-021 ネオプレーンハンドルウォーマー(←参照リンク;コミネHP)
本体価格 2,900円(税抜)
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アマゾンのレビュー数がものすごく多く、人気があるようです。
しかし、良いのか悪いのかまったく想像がつきません。

以前ブログのコメントに、ハンドルカバーが暖かいとのアドバイスもいただき、また、上記の製品中ハンドルカバーが一番低コストなので、まずはこれから試してみることにしました。

*

はい、取り付けました。

MT-09にコミネ ネオプレンハンドルウォーマーAK-021装着

MT-09クラッチ側KOMINEネオプレンハンドルウォーマー

MT-09ブレーキ側KOMINEネオプレンハンドルウォーマー

まだそれほど気温が下がっていないときに走行したので、防寒性についてはわかりません。
外気温10℃の晴れた日に、夏用のグラブをはめてテスト走行しましたが、とても暖かかったです。

でも、そのときに「あ~、だめだ。この商品を使うのはこれっきりかも?」と思いました。

というのは、スクーター用ということで適合しないのか、MT-09で使用するには、ダメなところがたくさんあります。

まず、致命的な問題として、素早く、思うようにウインカー操作ができない!!
そして、ウインカー操作にもたもたして、視線や意識がそちらに行ってしまい、安全運転上非常に問題です。
この商品は、購入したままの状態で大型バイクには使用しないほうが良いと思います。

その他の欠点としては、
・グローブをはめてグリップを握った親指を、ハンドルカバーの親指部分に瞬時にうまく入れられないときがある。 これもウインカー操作の妨げになって安全運転に支障がある。
・ウインカー以外のボタン操作にも難点がある。パッシングはできなし、MT-09の走行モードを知らないうちにBモードからAモードに切替えてしまわないか不安。
・ハンドルグリップの鍔(つば)の大きさが考慮されておらず、親指をいれる部分の位置の設計がおかしい。 だから、透明ビニールがよれてしまって、見た目がかっこ悪い。
・親指の透明ビニール部分は、そこから操作ボタンが見えるわけでもないし、親指が見えても意味がないし、そのような設計にしている意味がまったくわからない。 ネオプレンで一体化したほうがよいのでは?
・グローブをはめたままでの手の抜き差しがスムーズにできないので、信号待ちでヘルメットのシールドを上げたり下ろしたりしたいときに不便。 ※なお、この製品使用中手放し禁止の注意書きがあります。
・脱落防止用の紐を通すハトメが少し錆びていたので、ピカールを綿棒につけて磨いて錆びを落とす必要があった。

まあ、そんなところです。

この商品は、「スクータユーザーに最適な・・・」と書かれていますが、手袋をはめないで運転する原付スクーター用に設計されているのかも知れません。

だから、コミネを駄目だしするのではなくて、そういった商品を大型バイクに装着してグラブをはめて使用する、こちらが悪いんだということだと思います。

でもね、一応コミネさんに忠告すると、あまりにも商品の説明が不十分なので、これで誰かが事故を起こして、PL(製造物責任法)の訴訟にでもなったら、コミネさん絶対に負けますよ(笑

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一回きり使って終わりぃ~ではあまりにも悲しいので、安全な操作ができるように改造してみます。

親指部分をはさみで大きく切り取りました(笑。

コミネ ネオプレンハンドルウォーマー加工後

クラッチ側のハンドルカバー親指部の切り取り具合↓。
コミネ ネオプレンハンドルウォーマーAK-021左手側加工後

ブレーキ側のハンドルカバー親指部の切り取り具合↓。
コミネ ネオプレンハンドルウォーマーAK-021右手側加工後

でもね、このようにしてしまうと・・・

穴を開ける=防寒性能の低下

になります。

ということで、今後この状態のハンドルカバーで、どれくらいの外気温低下までKenUの手指が耐えられるかテストしたいと思います。

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ちなみに、MT-09はもともとモタード系スタイルなので、このハンドルカバーを取り付けても、思ったよりもかっこ悪くなかったです。
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[11/20写真↑追加] 外気温6℃、ウインターグローブをはめての走行では、手はまったく痛くならず、また、ハンドルカバー改造のおかげでウインカーの操作も問題なし。

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それから現在、UNG-209 ヒートポケッテッドロングオーバーグローブもブログネタのために発注してみたので、後日、レビューを書きたいと思います。

乞うご期待!

KenUは、ブログネタのための無駄なものの購入・出費が、かなりあります(笑

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