タイヤの電動空気入れを試してみた:スタッドレスタイヤで性能チェック!

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以前書いた記事『タイヤに窒素を入れる効果のウソ・ホントと科学的根拠』の中で、「買ってみようかな?」と気になっていた充電式空気入れを、ついに購入しました!
今回は、愛車Mercedes-Benz GLA 220 4MATICのスタッドレスタイヤで実際にテストし、その性能や使い勝手をレビューします。


購入したのは、makita (マキタ)のMP100DZ。
以前購入した充電式草刈機MUR100DSHのバッテリーと充電器が共通で使え、購入コストを抑えられることから、この製品を選びました。
他に、バッテリBL1015と充電器DC10SAが付属したMP100DSHという商品もあります。


電源を入れるとLEDライトが点灯します。
エアホースアダプタをタイヤバルブに接続してから、デジタル圧力計で補充する目標空気圧を設定します。
そして、持ち手のレバーを握るとポンプが起動し空気の補充が開始します。
設定圧力に達すると、自動的にポンプが停止します。


GLA 220、タイヤサイズ235/50 R18の標準指定空気圧は、フロント230kPa、リア220kPaです。


まず、エアゲージで空気圧を測定したところ、測定値はほぼ指定空気圧のままでした。
そこで、一旦フロントタイヤの空気を抜き、空気圧を220kPaまで下げた後、再び230kPaまで空気を補充することにしました。


なお、充電式空気入れの取扱説明書には次の記載があります。

⚠警告
本製品の圧力計が示す空気圧の数値は目安です。空気を入れた後は、信頼できる計測器で空気圧を確認してください。

試しに本体の設定を230kPaにして空気を入れてみましたが、エアゲージで測定すると空気圧はほとんど変わらず220kPaのままでした。
最終的に設定を245kPaにして空気を補充すると、エアゲージ測定で230kPaになりました。
つまり、MP100DZ本体の圧力計には大きな誤差がありました。

※この差はあくまで筆者所有のMP100DZで確認した参考値です。
使用環境・製造ロット・経年変化などによって、誤差の傾向や幅は異なる場合があります。
実際に測定される際は、お手持ちのエアゲージで一度比較しておくと安心です。


ただし、補充作業は数十秒で完了し、タイヤ1本あたり1分もかからないほどスムーズでした。
ガソリンスタンドに行かなくても、走行前の冷間時に自宅で手軽に空気圧調整ができるのはとても便利だと思います。


以上のテストから、マキタ充電式空気入れMP100DZの圧力計に誤差があるものの、空気補充作業自体は簡単で手軽に行えることが分かりました。
本製品を購入する際には、正確なエアゲージも併せて用意することをおすすめします。

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以下、余談です。

スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の空気圧が指定圧のままだった理由を解説します。

11月7日にイエローハットで夏タイヤから冬タイヤへの交換を行いました。
その際、冬に向かう中での気温の低下を見越して、空気圧を指定値より10kPa高めに調整してもらいました。
また、タイヤ購入時に窒素ガスを充填していますが、補充は空気を使用しています。

過去の記事で以下の内容について説明してきました。

  • 窒素も酸素も空気も温度変化に対するタイヤ圧力変化(膨張率、収縮率)は同じ
  • 窒素充填タイヤに空気を補充しても窒素濃度はさほど低下しない
  • 気温が下がると、タイヤゴムに対する気体の透過係数は低下し、タイヤからエアーは抜けにくくなる

これらを踏まえると、11/7のタイヤ装着時に空気圧を10kPa多めに調整しても、1か月後の12月15日には指定空気圧まで低下したのは気温低下の影響であり、ボイル・シャルルの法則で説明がつきます。

ボイル・シャルルの法則
P1 / T1 = P2 / T2​
(Pは圧力、Tは絶対温度K:摂氏温度+273)

11月7日の気温は9℃(282K)、12月15日の気温は1℃(274K)だったので、次のように計算できます。

  • フロントタイヤ:240kPa ÷ 282K × 274K ≒ 233kPa
  • リアタイヤ:230kPa ÷ 282K × 274K ≒ 223kPa

ということで、気温低下による空気圧の変化が予測通りであることが確認できました。
今冬シーズンはもう、タイヤ空気圧の調整はきっと不要でしょう。


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