以前、空気清浄機に関する記事「猫がいるから、ひのき禁忌で香る空気清浄機」を書きました。
今回、コーウェイのエアメガ300を買ってみたわけですが、猫のいるお家には向いていないと感じました。
その理由について書きます。
これまで私KenUの書斎で使っていたLevoit(レボイト)の空気清浄機を、次の理由で買い替えたいと思っていました。
1・フィルターが汚れ交換が必要になった
2・猫毛をきちんと吸い取れない
3・もう少しパワーアップしたくなった
2については、吸気口のグリッド穴が小さいので、猫毛がひっかかって内部のプレフィルターにとどきません。
なので、本体まわりをときどき粘着コロコロがけしてました。

で、KenUが今年10月に定年退職した会社から、12月に少しばかりの特許報奨金(※1 が支払われたのを契機に、空気清浄機を買い替えることにしました。
※1:特許報奨金:KenUが会社の研究開発マンだったころに出願した特許で、その製品の売り上げがあった際に、利益に対して一定の割合で支払われるお金。
そして、リビングで使っていたアイリスオーヤマ MSAP-AC100を書斎に移動して、リビングには、もっと浮遊猫毛捕集能力が高そうな空気清浄機を設置したいと思ったわけです。

でも、なかなか「これっ!」といった製品が見つかりません。
しかたなく選んだのがエアメガ300で、43,030円でAmazonから購入しました。

選んだ理由は、
・リビング16畳に対して、約38畳もの適用床面積(目安)
・吸気口グリッド穴が大き目で、猫毛が入りそう
・足つきで、本体下の床の清掃がしやすそう
・地震で倒れなさそう
だったから。
では、実際にどのような製品だったのか。
まずは、エアメガ300が猫用には駄目なところから書きます。
(その1)ときどき、あお君が上に乗る。

すると、運転入り・切り、風量、運転モードなどのボタンが押されてしまい、気が付くと風量が最大になっていたり、運転が止まっていたり、オフタイマーのアラーム音とともに停止したりします。

(その2)猫毛をちゃんと吸い込んでくれない。

レボイトCore Miniの吸気口の穴よりかなり大きい穴だけど、やっぱり猫毛が引っかかってだめでした。
なので、結局、吸気口を粘着コロコロしなければなりません。
(その3)あお君が爪とぎする

本体デザインのグリッド穴で、爪をガリガリします。
でもまあ、いい値段したので、この製品をしばらく使い続けることにします。
良いと感じたところは、以下のとおりです。
運転音が静かで、風量レベル1は、運転していないかのよう。
風量レベル2でも、風が吹き出す音はするけど、それほど気にならない程度。
吹き出し口が大きいからでしょう。

消臭効果は高いような気がします。
活性炭の粒が大きいことと、製品の適用床面積が広いこととの相乗効果かもしれません。

プレフィルター、MAX2 Greenフィルター(HEPA+活性炭)が隙間なくぴったりはめ込め、しっかり取り付けできます。

サイドカバーの脱着がマグネット式で簡単。
運転時の振動音、ビビリ音などもしません。

で、エアメガ300の結論は、しっかりした作りで空気清浄機としては良い製品ですが、ねこちゃんの毛を捕集する目的での購入はおすすめしません。
以下、余談です。
ちょっと悔しいのが、COWAYのホームページでエアメガ300が30%OFFの¥34,600(税込・送料無料)で販売されてるんです。
それより8,430円も高い値で買ってしまいました。
我が家では、この空気清浄機をアイアンマンと呼んでいます。
空気質モニターランプがアークリアクターをイメージさせるので。

こうして、いろいろなメーカーの空気清浄機を買ってみると、「僕が猫用の空気清浄機を設計するとしたら、こうするのになぁ~」というアイデアがいっぱい沸いてきます。
そのような観点から、アイリスオーヤマの空気清浄機 MSAP-AC100について言うと、細かい部分の作りがちゃっちい、手抜きしてる部分がある以外は、猫毛をプレフィルターによく捕集してくれるし、ペット用の空気清浄機としての基本設計は良いような気がします。
カバーがカタカタ振動する、フィルターのサイド隙間に猫毛が入り込む、いちいち本体を寝かさないとプレフィルターの清掃や活性炭フィルターの取り付けもできない、というのは要改善点ですが。
ビビり音対策で、カバーをセロファンテープで固定して、本体底面に自分でクッション材を貼り付けてます。
COWAY 空気清浄機 AIRMEGA 300 エアメガ ホワイト 38畳 AP-1515H
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