別注品・伸縮しないデニム生地で作ったタニワタリ製サスペンダー

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別注で、デニム生地のサスペンダーを、タニワタリさんに作っていただきました。
今回は、その経緯、何故それが欲しかったのか、どんなサスペンダーなのか、紹介したいと思います。

私KenUは、2014年5月に永久人工肛門になってから、サスペンダーを使ってボトムスを穿いています。
そして、そろそろ新しくサスペンダーを買い足したいと思い、いつものようにTaniwatariのホームページからセミオーダーしました。
ラインナップから選んだデザインは、ストライプの809-412(円地/緑)、タイプは、いつもと同じサイド吊り型(ホルスタータイプ)。

サイトがリニューアルされ、オーダー後に簡単なアンケート(任意)の他、ご意見・ご要望の記入ができるようになっていました。
このことが、別注サスペンダーを作ることになったきっかけです。


さて、KenUはバイクに乗るときに、人工肛門が圧迫されないように、ウエストが締め付けられない、ゆるゆるのバイクジーンズを穿いています。
バイクジーンズの場合、生地が厚く、膝と大転子部分に合成樹脂製のプロテクターを入れているので、普通のジーンズよりも重量があります。
ちなみに、普段穿いているユニクロのスリムフィットジーンズは570g、コミネのプロテクター付きバイクジーンズWJ-737Sは998gです。
そのため、サスペンダーのゴムが伸びやすく、歩行時にバイクジーンズがずり落ちてくるといった問題があります。
そして、「オーバーオールタイプのプロテクター付きバイクジーンズがあればいいのにな」と思っていたこともあり、「ゴムを使わない、伸縮しないサスペンダーがあればいいのではないか?」と思いついた訳です。


そこで、Taniwatariさんに、” デニム生地のような伸びない素材を使ったサスペンダー ” の商品化を要望してみました。
恐らく、購入者はKenUしかいないだろうし、期待せず、だめもとで。
すると、着け心地や機能性の低下を心配してくださった上で、「別注でデニム生地での作成は可能」とのお返事をいただいたのです。
もちろん、着け心地については自己責任として、即注文しました。


今週商品が届いたので、昨日着用してバイクを走らせてきました。

バイクに跨って走行しているときには、サスペンダーの付け心地は全く関係ありません。
前かがみのライディング姿勢になるので、サスペンダーは弛んだ状態になり、全く肩に負担がかからないからです。
バイクから降りたときには肩に重量感がでますが、バイクジーンズがずり落ちてこないのがとにかく嬉しいです。
そして、膝プロテクターが脛の方にずり落ちてこないので、歩きやすくなりました。


では、デニム生地サスペンダーの詳細を見ていきましょう。
見た目地味ですが、バイクに乗るとき専用なので気にしません。
革色は黒、クリップはシルバーを選びました。

作製するにあたって「背中部分だけ伸びる素材にもできます」という提案もいただきましたが、全てデニムでの作製をお願いしました。
伸びない素材なので少し長めに作ってくれて、長すぎる場合には自分の好みの長さに切断(サイズカット)してカスタマイズできる金具に変えてくれました。

生地をループして縫い合わせて取り付ける金具ではなく、ツメで生地を挟んで固定するタイプの金具になっています。

サイズカット方法の詳しくは、サイトのNEWSページの 2018/09/24 の記事に説明がでています。

このような金具もあるんですね。
KenU着用時の写真を見ると分かりますが、金具の位置が鎖骨から少し下の位置なので、しばらくはサイズカットせずに使いたいと思います。
もしかしたら長めに作らなくても大丈夫だったかも知れませんね。
まあそこは、石橋を叩いて渡ったということで、問題ありません。

本当に、これを作ってもらって良かった。
タニワタリさんの ” 神対応 ” に感謝です。


以下、余談です。
6年前の2014年の人工肛門の造設。
振り返ると、当時は本当に絶望していました。
そんな中、タニワタリサスペンダーには、救われたという想いがあります。
ジーンズもそこそこかっこよく履けるようになって、ファッションの幅も広がって外出する気にもなり。
2014年6月29日の記事「ストーマで困るのはズボンと下着と入浴とセックス」で、ストライプ柄のカラーバリエーションを豊富にしてほしい旨を書いたら、対応してくれたり。
おかげで、娘と行ったイタリア料理店で、女性店員さんに、タニワタリサスペンダーですか?と質問され、素敵だと褒められたこともありました(笑
KenUのストーマライフのQOL向上を助けていただいていると感じています。

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