私KenUは、国内マスク不足の状況下にeBayで中国製のフェイスマスクを個人輸入しました。
そのときに、2つのセラーに100枚ずつ合計200枚発注して、そのうち1つのセラーから4月中旬に届いています。
しかし、別のセラーからの商品がまだ到着していない状況で、予定よりおよそ1か月遅れています。
そこで、クレーム、ディスカウントの交渉をしてみました。
その結果、割引き払い戻しが約束されたので記事にしたいと思います。
過去記事 ” 新型コロナ関連のマスク雑談 ” で紹介したマスクがまだ届いていません。
3/31に発送したという連絡があり、お届け予定日は4月6日~4月14日になっているのに、です。

そして、後から別のセラーに注文したマスク(福建省吉美家庭用品有限公司製)100枚のほうが先に、4月16日に届いています。



eBayには購入者を保護する ” eBay Buyer Protection ” という仕組みがあります。
バイヤープロテクションについてのQ&A(←参照リンク)を見ると・・・
eBayバイヤー保護はどのように機能しますか?
購入した商品が届かない場合、または説明と異なる場合は、解決センターを使用して問題を解決できます。ほとんどの場合、購入価格と元の送料をカバーします。
いつケースを開くべきですか?
購入に問題がある場合、最初のステップは、問題を解決するために販売者にケースを開くことです。ほとんどの問題は、購入者と販売者が直接連絡することで解決します。販売者が応答しない場合、または合意に達することができない場合は、実際の配達日または予定配達日から30日以内に解決センターでケースをエスカレーションしてください。
とあります。
そこで、購入した商品が届いていないので、ケースオープンすることにしました。
分かりやすく言えば「異議申し立て」です。
KenUがケースを開いたのは5/12だったので、予定配達日から30日以内ぎりぎり。もっと早く対応すればよかった。
ケースオープンは、 ” ヘルプ&コンタクト ” をクリックすると ” カスタマーサービス ” 画面に移動します。
” あなたの最近の注文で助けが必要ですか? ” の下に商品アイコンがありますから、それを選ぶと実行したいアクションの選択が出てきます。






では、以下にセラーとの問題解決に向けた交渉内容を書いてみます。
なお、会話はそのままではなく、そんな感じの内容でのやりとりだったと理解してください。
5/12
KenUは、アイテム(商品)が届かないことをeBayに報告し、ケースをオープン。
セラーに返金を請求(Claim:クレーム)。
5/12
セラー:「香港には多くの商品が積み上げられ、荷降ろしを待っていて荷物はまだ処理されていません。さらに12〜15日間お待ちいただけますか? 優先的な手配をお願いしました。」
KenU:「私はあなたの提案を受け入れたくない。私はあなたを信頼していません。配達予定日から1箇月近く過ぎています。到着が遅すぎます。納期が遅れた1ヶ月間にフェイスマスク市場の状況は大きく変化しました。中国製のフェイスマスクはすでに日本で過剰に流通しています。そしてそれは私があなたに注文した価格の半分(※)です。返金してください。」
※:ハッタリをかましてみました。
5/13
セラー:「飛行機に搭乗するようにスケジュールされていれば、10日以内に目的地に到着できます。さらに15日間お待ちいただけますか? 到着するまで待つことに同意した場合は、10 GBPの払い戻しを提供します。」
KenU心の声:「一応発送手配済で、いずれ荷物が届くのに『全額返金』はやりすぎだから、ディスカウントに同意する?
支払ったのが 40.75GBP(英国ポンド)、日本円で約5,300円。
10GBP返金ならば、日本円で約1,300円割引になって、マスク1枚が40円になる計算。
でも、だめもとでもう少し値切ってみようかな(笑
20GBPだとほぼ半値だから、さすがに無理?
15GBPを請求したら、セラーは中間の『12.5GBP』って言ってくるかも? まあ、それで手を打ちますか。」
KenU:「私のアイテムの到着が遅れている1箇月の間に、日本のフェースマスク市場の状況は変化し、中国製フェースマスクが過剰に流通しています。そして、その価格は半分に下落し、私は利益を損ねました(※)。あなたは私に15GBPを返金できますか? もしそれが可能ならば、私はあなたの提案に同意するでしょう。」
※:オーバーに言ってみました。
5/14
セラー:「アイテムの到着を待ってもらえるなら、私たちはあなたに15GBPを払い戻します。今ディスカウントが必要ならば、異議申し立てをクローズできますか? それともアイテムを受け取ってから払い戻ししますか? あなたのアイデアを知らせてください。」
KenU心の声:「15GBP返金してくれるのね。20GBPって言ってたらどうだったのかな?(笑」
KenU:「今すぐ15GBPを払い戻してくれるならば、異議申し立てをクローズします。そして、アイテムが到着するのを待ちます。」
5/15
セラー:「今、異議申し立てをクローズできますか? なぜなら、ケースをオープンしたことであなたからの支払いが凍結されているので、私たちは15GBPを払い戻しできません。どうか心配しないでください、私たちは払い戻しすることをあなたと約束します。」
KenU:「わかりました。私は間もなく異議申し立てをクローズします。Best regards.」
5/15
セラーと議論して問題解決したことをeBayに報告して、ケースをクローズ。
KenU心の声:「40.75-15=25.75GBP。日本円で約3,300円だから、マスク1枚当たり33円。現時点の国内で買うより安い価格にできて良かった。」
KenUは、これまでeBayでたくさんのアイテムを購入しています。
そして、これまでトラブルが4回ありました。
1回目は、ボクサーブリーフを5枚注文したけど、4枚しかなかったこと。
このときはケースをオープンしなくても、セラーにメールしたら、すぐに1枚分を返金してくれました。
2回目は、時計バンドを購入したけど、長さ調節のピンのネジ山が潰れていて長さ調節ができない不良品だったこと。
セラーにメールし、交換するのが面倒だったし、実物も想像と違った気に入らない商品だったので、返品も交換もなしでOKにしました。
3回目はオークションで、日本国には発送しないというのをKenUが見逃していて、メルセデスベンツのスポーツペダルを落札してしまったこと。
もうこれは100%こちらのミスで、出品者にメールで謝罪して取り消してもらいました。
そして、今回の4回目。
セラーがアイテムの出品を取りやめ、eBayからもいなくなりメール連絡もできない状況だったので、ケースをオープンしてみた訳です。
なお、メールのやりとりでは ” case ” ではなく ” dispute ” という単語を使っています。
トラブル相手のロケーションは、3回目の英国を除いて、いずれも中国。
まあ、中国から購入するときはいつも、初めから全額損する覚悟で注文しているので、トラブルがあっても実はあまり気にしていません。
むしろ、トラブルを楽しんでいます。
英語の勉強にもなるし。
以上、eBayでのトラブル対応でした。
余談ですが、ほんと、もう国内のあちこちでマスク手に入りますよね。
今日は調剤薬局で50枚入り2,750円で売ってました。
[5/18記事追加]
15GBP返金されました。


