ストーマで困るのは温泉と浴衣と旅館のトイレ

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さて、以前 ”ストーマで困るのはスボンと下着と入浴とセックス” という記事を書きましたが、ストーマで困るシリーズ記事の第2弾です。
先日、宮城県の作並温泉に行ってきました。

まずは、本題はちょっと置いておいて、先に長い前置きを書かせてください。

【前置き】
おおまかな旅程は、8/13(木)、JR仙山線 作並駅を下車、ニッカウイスキー仙台工場に立ち寄り、作並温泉の旅館で一泊です。
JR仙山線車内にはトイレがあるので、オストメイトにとっては安心です。

駅すぱあと検索画面1
駅すぱあと検索画面1

 

駅すぱあと検索画面2
駅すぱあと検索画面2

平日は、ニッカウイスキー仙台工場行きのシャトルバスが運行されていないので、仙台市営バスに乗りニッカ橋で下車します。
作並駅に着いてから国道沿いの仙台市営バス停まではすぐ(徒歩2分くらい)。

作並駅(Suicaがつかえます)
JR仙山線 作並駅(Suicaがつかえます)

 

にっかばし
にっかばし

作並駅にもニッカウイスキー仙台工場にも食事をするところはないので、ニッカ橋バス停待合所の小屋の中で、持参していったおにぎりとお茶で昼食を済ませました。
おにぎり持参、おすすめです。
ちなみに、工場内でおにぎりや持込みしたものの飲食は禁止です。

ニッカウイスキー仙台工場入り口看板
ニッカウイスキー仙台工場入り口看板

夕食時に飲む用に、この蒸留所限定商品のシングルモルト宮城峡2000sを購入。

蒸留所限定シングルモルト宮城峡パンフレット
蒸留所限定シングルモルト宮城峡パンフレット

工場見学、ウィスキーの試飲後は、また仙台市営バスを利用して作並駅に戻って、駅から送迎バスで旅館まで移動しました。
旅館到着はチェックイン時間のちょうど15:00頃。

【本題】
では、本題です。
結論から言うと、温泉については、大浴場や露天風呂には浸からず、部屋風呂で済ませてしまいました。

一応、以前書いた ”ストーマでも水泳したい!装具のプール用防水&漏れ対策” という記事の中で実証済みの水泳用の防水カバーを通常サイズのストーマパウチに装着して、ティッシュペーパーで覆って見えないようにして、その上からカテリープFSロールで完全防水するといった準備まではしました。
また、フランジが外れる心配のない、普段はあまり装着しない一品系(ワンピース)のストーマパウチにわざわざ交換していっていました。

旅館にもストーマだけど温泉に入ってよいかどうか問い合わせしました。
一応、了解の返事。
なのに、勇気がありませんでした。

露天風呂の様子を見に行ってみたところ、早い時間で人もそれほどいなかったし、防水処理したストーマパウチを覆うようにしてバスタオルを巻いて隠しながら露天風呂まで行って、他人に見られないように背を向けてバスタオルをはずして、さっと湯に浸かってしまえば問題ないような感じはしました。

露天風呂に入れば良かったと、あとから後悔。
そのうち、心の傷もちょっとずつ癒されれば、きっと温泉に入れるようになるでしょう。

旅館の部屋
旅館の部屋

*

さて、部屋風呂を済ませ、浴衣を着るときに・・・
うっ、しまった。
まじかっ!
ストーマがあるから帯をきつく締められないことに気が付きました。

帯をゆるゆるに締めて結ぶしかないので、歩くとずり落ちてきます。
でもまあ、帯が落ちないように手で抑えながら館内を散歩しました。

これから旅館に宿泊しようと思っている人は、茶羽織(ちゃばおり)を着て隠せるような、浴衣の前が開いてしまうのを留めたり、ゆるゆるに結んだ帯がずり落ちないように留めたりする道具を持っていったほうが良いかも知れません。

[8/18追加]
記事を投稿してからまだ3日、このブログの読者のねこさんからとても有用な情報をいただきました。
コーリンベルトという便利なものがあるということです。
←コーリンベルト Amazonで見てみる。

その後、使ってみて記事を書きました。関連記事「結婚披露宴・・・」を参照ください。

*

そうこうして、夕食です。

旅館の夕食といえば、まあ普通はどこでもお造り(刺身)が出てきますよね。
でも、オストメイトにとって恐怖なのは下痢をしてしまうことです。
万が一、あたったら怖いので、前もって旅館には「生もの」は食べられないことを伝えておきました。

食事は、普段食べないものが沢山でてきて、美味しくてついつい腹いっぱいに食べてしまいました。
また、おみやげのニッカウイスキーも調子に乗ってついつい飲みすぎてしまいました。

うーん、やっぱりこれがいけなかったか・・・

夜の2時。
腹部に異変を感じて、ふと目覚めました。

「うっ、やばいっ!」
「ストーマパウチが軟便でいっぱいになって、パンパンに膨らんでるじゃねーかっ!」

旅館のトイレは、ホテルのようにバス・洗面台と一緒になっていないので、排便処理に使用する物品を置くスペースがありません。
黒玉砂利の床のトイレで、狭い、暗い、バスマットがなく膝立ちができない。
なので排便処理がむずかしかった。
浴衣も邪魔なので下着1枚の姿になり、真夜中にもくもくとパウチの掃除をしている姿は、奇妙だったことでしょう。

でもまあ、旅先の布団に便をぶちまけずに済んでよかったです。

*

本題は以上です。

「人工肛門になっても普通の人と同じように生活できます」という言葉を見かけます。
そんなことはありません。いろいろ、考えたり、準備したり、気を付けなければならないこと、不便なことはたくさんあります。
何も考えずに旅行を楽しむこともできません。

正直いってオストメイトになった今では旅行に行くのはめんどうです。
でも今回は、妻への感謝の気持ちを込めて旅行を計画しました。
だから今後も不安とたたかいながら、また旅行に行きます。

【2021年に追加】
手術から7年後、人工肛門生活実態チャンネルに、温泉に行ったときの動画をアップしています。
https://www.youtube.com/channel/UCKAaNG7ng4GpHlkmOEHpfGQ?

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