先日、家の中の片付けをしていたら懐かしいものが出てきました。
1977年頃の海外放送局のペナントです。

私KenUが中学2年生~3年生のときに、BCL(Broadcasting Listener)という、海外の短波放送を聞くことを趣味にしていたときに手に入れました。
【補足】当時は「BCL = Broadcasting Listener(ブロードキャスティング・リスナー)」と呼ばれていました。現在の一部資料やWikipediaなどでは「Broadcast Listening(ブロードキャスト・リスニング)」と説明されることもありますが、当時の日本で使われていた呼び方とは異なります。
ペナントの国は、韓国、ベルギー、ソビエト連邦(現ロシアを中心とした国)、南アフリカ、オーストラリア、スウェーデン、ハンガリーで、そのうち、ラジオコリア、ラジオモスクワ、ラジオオーストラリアは日本語での国際放送がありました。
BCLの何が楽しかったかというと……
- 放送を受信し電波状態を評価する「受信報告書」を放送局に送ることで、様々な写真や絵柄の入ったベリフィケーションカード(受信証明書、通称ベリカード)を収集できる
- 海外からの電波が弱く受信難易度が高い放送を工夫と集中力で受信できたときの喜び、達成感が味わえる
- 海外のニュースや音楽を聴いて、外国の文化に触れることができる
- ベリカードより入手困難なペナントを手に入れたときは自慢できる
など。
私は、ソニー スカイセンサー5600というラジオを使っていて、受信感度を上げるために、実家(埼玉県)の2階の窓から庭に向かって何本もの自作のワイヤーアンテナを張り巡らしていました。
本当はクラスのBCL仲間が持っていたスカイセンサー5800や5900が欲しかったのですが、親には買ってもらえませんでした。
スカイセンサー5600は定価20,600円もして、お年玉とおこずかいをかき集めても買える値段ではなかったのですが、電気屋さんに何度も通い詰めて、展示品を11,500円に値下げしてもらって購入したことを今でも覚えています。
さて、ペナントをどうやって手に入れたのか?
はっきりと覚えていないのですが、受信報告書を送付するときに、番組で読んでもらえるように、放送に対する感想やお便りも一緒に同封していたと思います。
ラジオオーストラリアで私のお便りが読まれ、リクエストした音楽が流れたことがあります。
「次の曲は、埼玉県○○市の○○さんからのリクエストで、ABBA(アバ)の『ダンシングクイーン』」。
そのときに、ベリカードといっしょに、ラジオオーストラリアのペナントが送られてきました。
日本語放送のない海外放送局のベリカードやペナントの入手は、中学生の私にはハードルが高かったです。
何故なら、たいして英語がわかるわけでもないのに、英語放送を耳を尖らせて聞きながら番組内容を推測して、英語で受信報告書やお便りを書かなければならなかったから。
当時は、スマホもPCも翻訳ソフトもなくて、紙の和英辞典を片手に、下手な英語を手書きしていましたから。
放送局の人はちゃんと読めたのかな?
その他に思い出すことは……
エアメールを郵便局に出しに行くのは好きだったし、毎日のように自宅の郵便ポストを覗いていました。
高校に進学してBCLをやらなくなってからも、その後何年もキューバ放送局から毎年カストロのブロマイドが送られてくるのには、まいりましたね(笑)
それから、TBSラジオで『SONY BCLジョッキー』という番組があって、ディスクジョッキーを務めていた声優の富山敬さんに、私のハガキが読まれたときには「やった」と思いました。
今にして思えば、あの頃スマホが普及していたら、きっとBCLなんて趣味には出会えなかっただろうなと思います。
【補足】ベリカードは、海外短波放送だけでなく、国内の民放AM局やFM局でも発行されていました。しかし現在では、インターネットラジオの普及にともなって発行を終了している局も増えています。ベリカードの発行状況については、それぞれの放送局の公式サイトを確認するか、直接問い合わせてみるとよいでしょう。
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