みなさんは、目の前に心肺停止状態の人が倒れていたら、どうしますか?
きっと、おろおろするのではないでしょうか?
普通救命講習を受けていれば、適切な対応が出来て、その人の命を救うことが出来るかも知れません。
私KenUは、平成25年(2013年)に普通救命講習 I を受講しています。
普通救命講習 I は3時間の講習で、広く一般市民を対象に、成人への救命処置(心肺蘇生法、AEDを用いた除細動)などの応急手当が教授されます。

講習は、各地域の消防署で、定期的に開催されています。
講習会の日程や申し込み方法は、各自治体の消防本部、消防署のホームページの ” 応急手当講習会 ” に関する情報サイトから調べることができます。
例えば:東京消防庁のサイトリンク→ 救命講習のご案内
人が倒れて意識を失った場合、心臓が ” 心室細動 (しんしつ さいどう)” 起こしている可能性があります。
心臓の血液を全身に送り出す場所(心室)がブルブル震えて(細動)、血液を送り出せなくなった状態(心停止状態)を心室細動とよびます。
そして、心臓に電気ショックを与えて、心室細動を取り除く(除細動)機器の一つに、AED(自動体外式除細動器)があります。
近年、AEDが、いろいろな施設で設置されるようになりました。
AEDを設置していることを道路際に目立つように表示する会社なども見られます。
しかし、AEDが設置してあっても、使い方を知っている人がいなければ、救える命も救えません。
一般の人は、AEDを操作する機会などほとんどないかも知れません。
ですが、普通救命講習を受講すれば、AEDを使った救命処置のトレーニングをすることができます。
また、モデル人形を使って、胸骨圧迫による心肺蘇生も体験することもできます。
医療系TVドラマで、「帰ってこい!」と叫びながら、胸をバコバコ押し付けるアレです。
適当にやっているように見えますが、コツがあり、意外に難しいものです。
全く救命処置を知らない人と、少しでも知っている人とでは雲泥の差。
一度だけでも、普通救命講習を受けておいて損はないと思います。
さあ、あなたも受講してみませんか?
なお、技能を忘れないように、定期的に再講習を受講することが推奨されています。
KenUは、8年前に受講してそれっきり。
でも、現在でも頭の中で、シミュレーションできていますし、応急手当講習テキストを読み直して復習しています。

以下、余談です。
AEDは、20万円もするんですね。
KenUは、過去に企業の自衛消防隊に所属していたことがあるので、そのときにも胸骨圧迫と人工呼吸のトレーニングをした経験が何度かあります。
その他に、消火器での消火訓練、屋内消火栓や消防ポンプ車からの放水とか、いろいろやりました。
まあ、生涯実践することはないでしょうけど。
ところで、応急手当講習テキストには、次のような記載があります。
「心肺蘇生は、だれもが受けられるべきものである一方、『がんや慢性疾患の終末期なので、いざというときに救命処置を受けずに安らかに眠りたい・・・・・』などと望んでいる人もいます。」というもの。
とても難しい問題だし、自分自身が倒れたときに意思表示はどうしたらよいのだろうか?と考えさせられます。