12年前の2009年に購入した日立のルームエアコン『白くまくん』。
3~4年前から運転時に異音を発し、耳障りだったので、ついに買い替えることにしました。
今度は、三菱電機のルームエアコン『霧ヶ峰』。
ということで、購入年月備忘録を兼ねて新旧比較、選定理由など書きます。
白くまくんは2008年モデルのRAS-S50Y2、霧ヶ峰は昨年・2020年モデルのMSZ-ZD5621S。
家電製品は、革新的・技術的に大きな進歩やデザイン変更がないのであれば、価格が下がっている前年モデルで十分でしょう。
まずは、外観から見ていきます。
新品の霧ヶ峰は真っ白。
一方の白くまくんは、経年劣化で、すっかり黄ばんでいます。
でも、購入時の白色よりも、このほうが本当の白熊っぽい色で、和みます。
大さ比較では、白くまくんよりも霧ヶ峰のほうが4cm強、全面に出っ張ります。
私、KenUとしては、見た目、白くまくんの勝ち!
霧ヶ峰(室内機) | 白くまくん(室内機) | |
形名 | MSZ-ZD5621S | RAS-S50Y2 |
外径寸法(mm) | 高さ295 X 幅799 X 奥行285 | 高さ295 X 幅798 X 奥行243 |
質量(Kg) | 19 | 12.5 |
次に、能力の目安。
霧ヶ峰のほうがハイパワーで、消費電力が大きく、音も大きくなります。
にもかかわらず、省エネ性の目安・APF(通年エネルギー消費効率;Anual Performance Factor)(※1)が白くまくんと同じなので、霧ヶ峰は優秀です。
霧ヶ峰 | 白くまくん | ||
室内機 | 形名 | MSZ-ZD5621S | RAS-S50Y2 |
室外機 | 形名 | MUZ-ZD5621S | RAC-S50Y2 |
冷房 | 能力(kW) | 5.6 | 5.0 |
↓ | 消費電力(W) | 1,720 | 1,495 |
↓ | 運転電流(A) | 9.14 | 8.0 |
↓ | 運転音(dB) | 68 | 48 |
↓ | 面積の目安(木造m2) | 25 | 23 |
暖房 | 能力(kW) | 6.7 | 6.0 |
↓ | 消費電力(W) | 1,700 | 1,255 |
↓ | 運転電流(A) | 8.58 | 6.5 |
↓ | 運転音(dB) | 71 | 49 |
↓ | 面積の目安(木造m2) | 24 | 22 |
APF | 通年エネルギー消費効率 | 5.5 | 5.5 |
※1)期間消費電力量を省エネ性のめやすにお選びください
引用:JRAIA 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 家庭用エアコン(←参照リンク)
エアコンの省エネ性を表す指標として期間消費電力量(kWh)をエアコンのカタログに記載しています。エアコンご購入時には、この値をランニングコストのめやすとしてご確認ください。
我が家は、エアコンをLDKに設置するので、どうしてもハイパワーが必要です。
ただし懸念点は、ブレーカが落ちないか?ということ。
もう一つ下の機種(MSZ-ZD4021S)にすると、白くまくんより能力を落とすことになるし、購入した機種との価格差もたったの2万円なのでコストパフォーマンスが悪いと思いました。
なので、 選択肢はMSZ-ZD5621Sに絞られた訳です。
次に、操作性です。
霧ヶ峰のリモコンは、TVリモコンとスマホを合わせたようなメニュー選択式の操作性になり、結構使いやすいです。
設定の説明が表示されるので、分かりやすくて便利。
そして、スタイリッシュ。
A.I.自動ボタンは、賢い運転をしてくれそうなので、充分これだけで使っても良さそうな気がします。
その際には、決定ボタンの周りの「+」「-」で、設定温度を0.5℃刻みで変更できます。
日立のリモコン RAR-3Y1は、パカッと開くタイプで、その下にたくさんの設定ボタンが隠されています。
ちなみに、購入後6年の2015年8月にリモコン操作不能になり、Amazonマーケットプレイスから¥ 9,943で新品リモコンに買い替えています。
そう考えると、霧ヶ峰のリモコンも予備で買っておいたほうがいいのかな?
三菱電機 霧ヶ峰を選んだ理由
霧ヶ峰に決めた理由は・・・
【その1】三菱電機だから
家庭用ルームエアコンといえば、モーターの日立か冷熱の三菱か家電のパナソニックの3択。今回はお試しで三菱に。
【その2】寒冷地仕様の「ズバ暖」だったから
東北の冬は寒いですから、起床前にオンタイマーでリビングを十分に温めておきたい訳です。
ちなみに、日立は「メガ暖」、パナソニックは「フル暖」。どのメーカーがパクったんでしょうかね?
【その3】値引きが大きかったから
ヤマダ電機の在庫ラスト1で、取外し・取付け工事費込み、リサイクル料込み、室外化粧カバーサービス、11年長期保証付きで、価格.comの最安価格よりも、さらに安かったんです。
Panasonicのフル暖エオリアCS-UX561D2との価格比較で、ズバ暖が勝利!
過去には、サザエさんのTVCM ” インバータ ツインロータリーコンプレッサー ” につられて東芝製を購入したり、低価格につられてダイキン製の ” うるるとさらら ” を購入したこともありました。
東芝インバータエアコンは、猛暑日になると南側に設置した室外機が故障して、2度も基盤を交換。
うるるとさららも、室外機が突然機能停止。
その点、日立 白くまくんの室外機は、ずーっと元気でした。
さて、ズバ暖霧ヶ峰はどうなるでしょうか?
ズバ暖霧ヶ峰には、別売品がいくつかあります。
リモコンホルダー(MAC-188RH)が、希望小売価格600円(税別)。
これまでほとんど使用したことがないので、廃棄物削減の意味で別売りでいいと思います。
三菱電機 リモコンホルダー MAC-188RH
帯電ミクロフィルター(MAC-334FT)が、約3年の交換目安で、 希望小売価格2,000円(税別)です。
これは一つ買っておくことにします。
三菱電機 空気清浄フィルター 帯電ミクロフィルター MAC-334FT
専用おそうじカンタンセット(MAC-103SS)が、希望小売価格3,500円(税別)です。
これは、どうしようかな。
あとは余談です。
KenUが新婚当初購入した大物家電は、冷蔵庫が三菱電機製、洗濯機が日立製、エアコンが東芝製。
三菱の冷蔵庫も、日立の洗濯機「からまん棒」も、故障もせず本当によい製品でした。
買い換えた理由は、子供が大きくなり、洗濯容量も冷蔵庫容量も足りなくなったというだけの理由。
今考えると、まだまだ使える製品だったのに、もったいなかったですね。
それから、日立という会社は、やっぱりすごい企業です。
KenUがまだ若い研究者だったころ、日立の那珂工場に技術研修で出張に行ったことがあります。
社員食堂なんて、まるでリゾートのおしゃれなビュッフェですよ。
技術力はもとより「一流企業ってこういうもんなんだな」というのを実感した記憶があります。