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さて、以前「人工肛門ストーマ装具交換の動画をアップしてみた。」という記事を書きましたが、YouTubeのIKINARI LARCチャンネルのストーマ動画、第2弾です。
シャワー浴というか、正確には、自作の入浴用カバーを装着して、ストーマパウチを湯に沈めずに、お湯を身体にかけて温まる方法です。
なお、「KenUはこのようにして入浴しています」ということを紹介するだけで、この方法をお薦めするわけではありません。
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とりあえず、静止画像のサムネイルで動画の解説をします。
なお、ムービーの再生時間は5分47秒です。
1.オープニングタイトルです。
「ストーマパウチ入浴用カバーを使ったお風呂の入り方」にしました。
2.ストーマパウチを下から丸めるようにして折り畳みます。
3.入浴用カバー(※1)を被せます。
※1:関連記事に書いていますが、独立気泡のポリエチレン発泡体とポチエチレンフィルムをヒートシールして作っています。
4.かぶせたところ。
5.三方(左右、上)にフィルムドレッシング(※2)を貼って、防水します。
※2:肌に優しい製品を使用します。
15cm幅のカテリープラスロールを15cm×3cmの短冊に切って使いました。
なお、お湯に浸からないので下側には貼りません。
6.お湯をかけたときの勢いでカバー上部がめくれないように、テープを貼ります(※3)。
※3:発泡体の強度不足で溶着部が破れるのを防止します。優肌絆スキンカラーを使いました。
7.入浴用カバーの装着完了。
カバーがこの長さでなければならない理由は、”おち○ち○”があたらないようにするためと、排便が起こっても便が溜められるスペースを確保するためです。
8.ストーマ装具がお湯に浸からないように、膝立ちして湯船に入ります。
撮影の都合上、スイムウエアを身に着けたままです。
9.片手桶でお湯をすくって、身体にかけます。
このとき、「シャワーよりも温まる。」「腕のトレーニングになる。」と言ったのですが、よく聞き取れません。
その後の洗髪と身体洗浄は、撮影省略しています。
10.風呂から上がって、入浴用カバーを取り外します。
気付かないうちに、うんちが少し出てしまっていたので、テロップで隠しました。
11.ストーマパウチは濡れていないので、そのまま拭き取らずにパウチカバーをつけて、シャツを着ることができます。
12.入浴用カバーは消毒用エタノールを噴霧してティッシュペーパーで拭き取り、乾かして再利用します。
以上、このような内容の構成になっています。
動画の中では、ここまで細かい説明は喋ってないです。
撮影中のトークはどうも苦手で。
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この入浴用カバーは、手作りするのが面倒だったり、破損したり、ネットの特定のサイトでないと発泡体が入できなかったり、何かと手間がかかります。
なので、もっと簡単に作れる方法、構造、材料がないか、ずっと考えています。
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後日、開発して、「シャワー用ストーマパウチ防水カバー簡易作製タイプの作り方」という記事にしました。
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最後に・・・
YouTubeの動画コメントにも書いていますが・・・
「ストーマパウチそのままの状態でお風呂に浸かっても全然平気ですよ。」とおっしゃる方も沢山いるかと思います。
でも、オストメイトによって、考え方・心情・パーソナリティーの違い、気持ちの問題、などなど色々とあるわけです。
「うちはうち、よそはよそ」ということで、よろしくお願いいたします。
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