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以前、” 筋トレにプロテイン。ホエイプロテンはどれがいい? 比較してみたっ!おすすめはコレッ! ”という記事を書きましたが、プロテインについて色々と調べるのが面白くなってきたので、今度はソイプロテイン(大豆タンパク質)製品を比較した記事を書いてみることにしました。
個人的な勝手な意見を色々と述べますが、気に入らない時は無視して下さい^^。
その前にまず、ソイプロテインについて注意事項ですが、、、
大豆イソフラボン(女性ホルモン様の働きがあるポリフェノールの一種)を含有していますので、基本的には女性向けと考えたほうが良いと思います。
もし、男性で摂取される方は、
乳首とシャツが擦れたときにチクッとして痛いとか、乳首に腕等がぶつかったときにズキッと痛いとか、乳房がプックリしてきた等の症状が現れてこないか注意しましょう。
そういった症状が出てきたら ”女性化乳房” の可能性がありますので医師の診断を受けることをお勧めします。
左右両方とは限らず、片側のおっぱいだけに症状が出る場合があります。
実は経験者(笑
イソフラボンの影響だけでなく、アルコールなどで肝機能が低下すると過剰な女性ホルモンの分解能が低下して発症することもあるのだとか。
詳しく理論的な事は書きませんが、プロテインが原因で肝臓をこわす(肝機能障害)ことはないそうです。 肝臓に不安のある方は、まずは過度なアルコールとタバコをやめましょう!
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前置きが長くなってしまいましたね:)
では、いきます!
比較したソイプロテインは次の5つの製品。
3) グ□ー○○のスリム・・・
5) 明治製菓の ”パーフェクトプラス プロテインダイエット ” を ”明治おいしい牛乳 ”で溶解
表1に5つのソイプロテインダイエット製品で共通している表示成分について比較したものを示しました。
また、(ホエイプロテイン100+マルチビタミン&ミネラル1粒)および厚生労働省報告の2010年 食事摂取基準値(活動レベル1の標準女性の場合)についても参考として示しました。
表1 ソイプロテイン製品比較 (クリックすると別ウインドウで拡大表示します↓)
明治製菓のパーフェクトプラス以外の4つは水に溶かすタイプの製品で、1食分はどれも50g前後、成分的にもどれも似たり寄ったりです。違いといえば、CoQ10とかヒアルロン酸とかコラーゲンが入ってるとか乳酸菌がとれるとかの違いだけで、どれもダイエットに関しての効果はたいして違わないだろうなぁ~というのがKenUの個人的な感想です。
一方、明治製菓のパーフェクトプラスは牛乳に溶かすタイプの製品になっています。(表1の青字部分は”明治おいしい牛乳”の成分や定価も加えた数字を示しています。)
1食分は25gで他社製品の半分ですが、牛乳を加える事で他社製品と同程度のタンパク質を含有する設計になっているのと、ビタミンが食事摂取基準値の1/2程度にバランス良く配合されているのが分かります。
牛乳の価格を加えても他社品よりも安くて(定価ベースで)経済的なような気がしますし、牛乳でカルシウムも摂取できるというのは骨粗しょう症になりやすい女性にとっては嬉しいでしょう。
厳密に比べると、脂質と炭水化物やエネルギーが他の製品より若干高めですが、研究論文からはそのほうがむしろ良いということになります。
ということで、飲みやすい味かどうかはわかりませんが、設計的には明治製菓さんのパーフェクトプラスがおすすめかな?。
(牛乳でおなかがゴロゴロしてしまう人には向きませんが・・・^^;)
大豆プロテインが不安な男性は、ウィダーホエイプロテインはビタミンが適度に配合されていて、それを低脂肪乳に溶かすとプロテインダイエット製品と同様の組成になるので良いと思います(関連記事参照)。
さて、ではここであらためてプロテインダイエットとは何か?
食べる量を減らす(食事制限)ダイエットは脂肪だけでなく実は筋肉も相当減ってしまいます。
体は毎日のように筋タンパク質の合成と分解を繰り返しています。
だから、タンパク(アミノ酸)を補給してあげないと日に日に筋肉が痩せていくことになります。
筋肉は身体運動を行なうために重要だし、血液中の糖や脂肪を取り込んで消費する最大の組織なので、ダイエットで筋肉が衰えてしまうと疲労しやすくなったり、エネルギーが消費されにくくなって、基礎代謝量の低下による減量の停滞期が生じたり、リバウンドしやすくなったり、免疫機能が低下して風邪をひきやすくなったり、病気にかかりやすくなってしまうんですね。
また、運動すると安静時よりも筋タンパク質の分解が進むので、プロテインの摂取もせずにダイエットのためと思い運動することは逆効果でむしろ運動しないほうが良いということになります。
ただし、プロテインを摂取して運動した場合には筋タンパク質の分解が抑制されアミノ酸の筋肉への変換効率も高まるので効果的です。
さらに、プロテインと一緒に炭水化物と脂質も補給すると血中のインスリンによって筋タンパク質の分解が抑制されるということが分かっています。
参考論文→”筋肉とアミノ酸 、味の素(株)アミノサイエンス研究所 2004年” など。
そこで、プロテインを補給してあげて、筋肉量を維持または増強しながらエネルギー消費効率を高めて(基礎代謝量を向上させて)減量しよう!というのがプロテインダイエットの本質だと私KenUは理解しています。
1日に2食を置き換えるのは苦痛(ストレス)では?と思います。
そしてストレスは筋タンパクの分解を促進するので良くありませんから、ストレスを溜めないようにすることも一つのポイントと思います。
プロテインダイエットを始める前にまず、現在の自分がどのくらいエネルギーを消費していて、理想とするBMIから求めた体重を維持するのに必要なエネルギーはどれくらいかを把握しておくのが良いと思います。
独立行政法人 国立健康・栄養研究所 の式を用いて、あなたの基礎代謝量(推定値)を算出してみましょう。 こちら → 基礎代謝量の推定
次に、厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準」(2010年版)の資料のP.54(表9)から身体活動レベルの数値(1.5、1.75、2.0)を選び、
推定エネルギー必要量(kcal/日)= 基礎代謝量(kcal/日)× 身体活動レベル
の式を用いて1日の推定エネルギー必要量を計算してみましょう。
ちなみに身長170cmの私KenUの推定エネルギー必要量は、1370×1.75=2400(kcal/日)です。
あなたの数値は、計算できましたか?
個人差(体脂肪率、代謝活性など)や誤差もありますから、実際に普段摂取しているカロリーと合っているかどうか確認してみて、あなたの真のエネルギー必要量を把握して無理のないダイエット計画を立てると良いのではないでしょうか。
食べた物のカロリー計算ができるサイト→ ” 簡単!栄養andカロリー計算 “
見直して見ると意外にも、知らず知らずのうちに食べているかも知れませんよ?^^。
たとえば、、、
朝食は軽く食べてきましたが、会社で午前10時の休憩で缶コーヒーを飲み同僚からもらったチョコを一口パクッ!^^。
お昼は、コンビニ弁当を食べカロリーゼロのお茶でのどをうるおしましたが、誘惑に負けて買ったシュークリームをデザートにムシャムシャ^^。
午後3時の休憩では、紅茶とクッキー一つをパクッ!^^。
さて夕方、今日は残業です、気合を入れるためと、健康に配慮して野菜ジュースをゴクリゴクリ^^。
夜帰宅して軽く晩ご飯を食べ、風呂に入ってから、好きなレンタルDVDを見ながらポテチをカリカリ^^。
さーて、明日もガンバルゾーと、美容と健康に気を使って就寝前に豆乳をゴクリゴクリ^^。
これを表2にまとめてみると、、、
本人が意識しない間食だけで1000kcalにもなってしまいました。
ダイエット製品に頼る前に、まずはこれを改善してみるのも良いかも知れません。
表2 一日の間食エネルギー一覧 (クリックすると別ウインドウで拡大表示します↓)
ということで、筋肉を落とさないようにタンパク質を充分に補給して、上手にカロリーコントロールして、無理なく痩せられるといいですね。:-)
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