コンバテックのシール製品のサンプルを取り寄せ、実際に使ってみました。
国内での販売名は「エセンタ コンバテックシール」です。英語表記では「ESENTA™ Stomahesive® Seal」となっています。
先日、YouTubeの『人工肛門生活実態チャンネル』で「コンバテックシールの使い勝手」というショート動画を公開しましたが、このブログでも詳しく紹介したいと思います。
試用
パッケージのフィルムを剥がして開封します。

とりあえず、16等分用の切り取りテンプレートで、切り取り線を入れます。
切り取り線に沿ってハサミで切り取ります。
このときに、剥離フィルムがシールから浮いたり剥がれたりして、フィルムに皺が寄って、やや切り取りにくかったです。

シールを手で伸ばします。
しかし、シールはボソボソになって、ところどころ千切れてしまい、うまく伸ばすことができませんでした。
なので、伸ばして使うことは断念しました。
次にシールを長めに切り取りました。
そして、剥離フィルムを剥がして、伸ばさずに使います。
ただし、このときに、シールが自重で多少伸びるので、ストーマ周囲に巻いたときに余りが生じました。
ストーマ周囲に巻いて貼り付けると、製品の厚さが3mmあるので、かなり皮膚上に盛り上がります。
なので、平面の面板にはよくても、凸面の面板には使いにくいかもしれません。
ツーピースの平面の面板はうまく貼れました。
3日間使用した後、リムーバーを使って装具を外しました。
その結果、コンバテックシールは皮膚に糊残りせずに、きれいに剥がれました。
コンバテックのカタログでも、従来品よりものり残りが少ないとされています。
また、面板の下への便の潜り込みも見られず、皮膚保護に関して満足いくものでした。
シールを伸ばさずに、厚みのあるまま使ったことも効果的だったかもしれません。
切り取りにくさや、伸ばしにくさはありますが、特性面で十分に実用的な製品だと思います。
ちなみに、海外には、コンバテックが販売する「ESENTA™ eakin Cohesive® seals」といった製品があります。
このことから、コンバテックシールは、イーキンシールをベースに、厚さや組成などを変更したOEM製品なのかもしれません。
切り取りテンプレート
コンバテックシールは、伸ばさずに使うことを前提に考えると、過去に公開した面積基準の切り取りテンプレートよりも、長さを基準にしたテンプレートのほうが使いやすいかもしれません。
コンバテックシールのパンフレットでは、外径98mm品について「コンバテックシールを0.5~1cm幅にカットします。」と説明し、螺旋状に切り取る図を示しています。
そこで、外径98mm(半径49mm)の円の外周から内側へ向かって、巻き間隔が5mmおよび10mmのアルキメデスの螺旋を描いたテンプレートを作ってみました。
切り取り長さの目安として弧長1cmごとに短い線(垂直なマーク)を入れています。
以下の画像をクリックすると、実寸のPDFファイルをダウンロードできます。
必要に応じてご利用ください。※実際のサイズまたはカスタム倍率100%で印刷してください。

螺旋状に切り取る場合、切り始めと切り終わりの部分では幅が細くなり、その部分は使いにくいと考えられます。
そこで、外径98mm(半径49mm)の円の外周から内側へ、間隔5mmおよび10mmの同心円を描いたテンプレートも作ってみました。
切り取り長さの目安として、円弧長1cmごとに短い線(垂直なマーク)を入れています。

おそらく、螺旋状よりも、こちらのほうが使いやすいのではないかと思います。
というのも、異なる円周から切り取ってもシール幅は同じであり、つなぎ合わせて長さを調節して使いやすいので。
使用例を考えてみると、下写真のようにしたらいいかも?

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