☆
さて、以前 ”ストーマでも大型自動二輪ライダーになりたいっ!” という記事を書きましたが、今回はその準備としてストーマを保護するためのプロテクターを作ったので紹介したいと思います。
*
杞憂かもしれませんが、”バイクに乗ったときにストーマが圧迫されたりしないか?”、”転倒して腹部のスライディング状態になってしまったときに、ストーマを傷つけていまわないか?”と心配になり、「ストマをガード、プロテクションするものは何か販売されていないかなぁ?」と思いました。
英語で”stoma guard ”とか” stoma protector ”とかをキーワードにしてグーグル画像検索すると、いろいろと見つかります。
KenUは自作のストーマパウチカバーをつけているので、 その上からプロテクターを装着したいわけですが、使用できそうなものは$120とか$249もします。
それだったら・・・
ということで自分でストーマプロテクター(ストーマガード)を作ってみた訳です。
*
材料はこれ↓です(笑

ののじ アミオタモ LTM-HN01、送料込みで1,000円しないくらいで購入できます。
材質が66ナイロンなので、耐熱性と機械的強度が高く、ガソリン・オイル等の有機溶剤に対して耐薬品性もあるので、バイクのライディング時に装着するプロテクターに適しています。
また、加工性も良い材料です。
それから、幅13.5cm、凹み深さ3.5cmの大きさなので、ストーマパウチの上から被せるのにもばっちり!
*
まず、100円均一で購入したホビー用のこぎりでアミオタモを切断します。

それから娘が小学生のときに使用していた彫刻刀で、角丸めと切断面の面取りをして、それから、バンドフックを引っ掛ける穴あけをして、100均で購入したダイヤモンドヤスリで仕上げをします。

はい、2時間もかからずにできました(下写真)。
KenUの他のストーマ関連記事をご覧になった方はわかると思いますが、アルケアの固定ベルトの胴ベルトがあまっているので、それを使用することにしました。
また、入浴用プリンカップのパッキンを作ったときと同様にしてパッキンも作りました。

胴ベルト装着用の穴は、彫刻刀で削って二つの穴をつなげ、ベルトフックがきちんとはまるようにするために、穴周囲の厚みが薄くなるように少し削りました。
胴ベルトの装着のしかたは、フックを穴にはめてから、90度方向に回転して固定します。

それから、内面にはニトムズの”すきまテープ”をクッション材として貼り付けました。もっと硬めで、厚みのあるフォーム材(発泡体)のほうが良い気がしたので、見つけたら改造したいと思います。

はい、完成!
さて、いよいよ試着です。ワクワク・・・

おお、ばっちり、いい感じ^^。
これで、ストーマが潰れる心配はなさそうです。
かっこいいでしょ?
スポーツにも、満員電車での通勤にも、使えそう。
ちなみに今回の製作費は、今日の為替レート米1ドルが約121円なので、本体の製作費は工具代込みで約10USドル。
☆
************** 関連記事 **************
手作りストーマパウチカバーの型紙と消臭ストーマパウチカバーの作り方
***********************************
初めまして。私はH29.10月に直腸がんと肝転移が発覚し、11月にオストメイトになりました。
造設前はとても不安でしたがKenUさんのブログを見つけ、色々検証されているのを拝見してとても感動しました!
前向きで明るい姿に私もこんな風に明るく前向きに生きたい、と思いKenUさんに日々憧れています^^
先日、このプロテクターを真似させて頂き作成出来ました!
私が乗っているのはビッグスクーターですがH29.8月に比較的軽いですが脳梗塞を患っているので、(倒れるとか)万が一の事を考え装着しています。
(万が一も二も、無いほうがいいのは当然ですが…)
いつも素敵なアイディア、ありがとうございます。
私も前向きに頑張ります!
ざきまろさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
前向きというか、ただの自己満足?、言い方は悪いですが『鋼の錬金術師』的に言えば「人柱」?。
でも、それはそれで楽しんでいるかもしれません(笑
ストーマ生活大変ですが、どうか頑張ってください。
こんにちは、何気なくホリスターが発行している「まごころ」を見ていましたら、この記事の記載があり、参考にしている人がいたのに感銘を受けました。
人によってはなかなか表立って聞けない事もあると思いますので、これからも情報発信をお願い致します。
自分もこっそり参考にしています。
イルカさん、こんにちは。
コメント有難うございます。
ホリスターの装具を使っているので、私も「まごころ」に登録しています。インターネットを使っていない会員様もいるとのことで会報誌への掲載依頼があり承諾したという経緯があります。なお、「結人」は2報以後脱会しました。