人工肛門・ストーマで困るシリーズ第7弾!!
以前、「ストーマで困るのは真冬のトイレと定格消費電力」という記事を書きました。
寒いのもつらいですが、今夏の連日の猛暑による高温のトイレ内は危険な状態です。
そこで今回、トイレにリモコン付きサーキュレーターの設置を提案します。
また、その理由を述べます。
私KenU自宅の2023年夏のトイレは、西日を浴びて室温が36℃以上になります。
昨年までは、トイレが30℃以上になることなどめったになかったのに。
YouTube動画でも紹介しましたが、ストーマ装具の便排出処理では、6分以上の時間を要するといった回答が半数以上を占めており、比較的長い時間トイレを使用する必要があることが分かります(下図参照)。
KenUが便排出処理でトイレにこもっている時間は、便の性状にもよりますが、通常で15分~25分。
なので、猛暑、酷暑のトイレの中で、何も対策をしなければ、熱中症にかかる危険があります。
そこで、我が家にある扇風機やサーキュレーターの中から1台を選んでトイレに設置することにしました。
最終的に選んだ機種が ↓ これ。書斎で換気扇代わりに使っていたもの。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)サーキュレーターアイ PCF-SC15-EC。
選定理由は次のとおり。
・コンパクトなボディーで、トイレに置いても邪魔にならない
・大きな地震が起きても、転倒しない
・うっかり倒しても便座や便器にぶつけて傷つける心配がない
・用足し中でもオンオフや風量変更がリモコンで簡単にできる
・縦方向風向き角度の調節範囲が広い
はじめはリモコン不要と思っていましたが、実際に使ってみると絶対にリモコンはあったほうがいいです。
しゃがんだり、腰を曲げる必要がないので、ストーマや装具面板に負荷がかかりにくく、人工肛門保有者にやさしいです。
リモコンは、あらかじめ本体が応答する位置を確認しておいてから、ニトムズ 強力固定用両面テープ 黒 T0372で、壁に貼り付けています。
ちなみに、最初は100均の粘着ゲル両面テープ YAMORI GRIPで貼ってみたのですが、しばらくするとリモコンが落下してました。
その他に、ハンディーファンをトイレットペーパーホルダーの棚の上に乗せて使うことも考えました。
しかし、次のような欠点があることから棄却しました。
・地震が起きたら転倒落下して壊れる
・コンセント接続に長さ1.5mのUSB Type-A to Micro-BケーブルとUSBコンセントACアダプターが必要
・ハンディーファンが邪魔になってストーマケアに必要なものが棚上に置けなくなる。
・風量が弱い
ということで、今夏のトイレの暑さは、サーキュレーターアイで乗り切ります。
以下、余談です。
現在、トイレで幅13cm×奥行40cm×高さ66.5cmの3段キッチンワゴンを活用しています。
安価でちゃっちい作りの製品ですが、見た目はそこそこ、場所をとらないし、トイレットペーパーや便処理に使用するものを置くのに適当なサイズです。
ちなみに、m9は、大ボトルを小ボトルに詰め替えて使ってます。
にしても、今年の気温の高さにはまいります。
発汗が多くなる影響もあってか、ストーマ装具面板が溶けやすくなって便漏れが起きそうな状態になっていたことが数回ありました。
面板の外側から、便の染み込み具合が目視で観察できるといいんですけどね。
それに似たケースとして、医療現場では、ハイドロコロイドドレッシングを貼ったまま創傷治癒の経過観察ができるように、透明の製品が望まれているそうです。
アイリスオーヤマ サーキュレーター アイ 静音 左右首振り 18畳 パワフル送風 PCF-SC15 ホワイト
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ニトムズ 強力固定用両面テープ 黒 T0372 15mm×2m
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