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さて、以前、「結婚披露宴の美味しい料理も控えめに食せば大丈夫」という記事で、バウンスフラッシュで撮影しているプロのカメラマンを見て、KenUもそのテクニックを勉強したいということを書きました。
そして、やっとニコンのスピードライトSB-700を購入しました。
Amazonで36,673円。
一眼レフでブログ用の屋内撮影をするときには、とてもよさそうです。
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まず先に、Q&Aから・・・
Q.バウンスフラッシュって何?
A.簡単にいうと、被写体(撮りたい物)に向けてフラッシュするのではなくて、天井や壁に向かってフラッシュして、その反射光で被写体を照らして撮影するテクニックです。
Q.カメラ内蔵のフラッシュと何が違うの?
A.直接被写体に向けて発光するカメラ内蔵のフラッシュでは、被写体が青白っぽく、平面的な画像に映ったりします。
被写体に直接照射しない反射光で撮影すると、自然でやわらかな立体感のある写真が撮れます。
Q.フラッシュを使わないと?
A.一般の屋内は比較的暗くて、カメラのシャッタースピードを早くできないので、手ぶれ補正のないレンズでは、撮像がぶれてしまいます。
Q.手ぶれしないように、三脚を使えばいいのでは?
A.セッティングがめんどくさい。 機動性に欠けます。
そんな説明でよいでしょうか?
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では、実例を・・・
カメラは、Nikon D5300。
レンズは、Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G(手ぶれ補正機能なし)。
撮影条件は、プログラムオート・ 感度ISO100・ マルチパターン測光・露出補正なし(±0)・ オートフォーカスあり、で統一しました。
まずは、ノーフラッシュで三脚を使って、自宅でコーヒーを飲み終わったマグカップを撮ると、こんな感じ↓。
この条件でのシャッタースピードは1/20秒だったので、三脚を使わずに手持ちで撮影したら、手ぶれの激しい写真になっていたはずです。
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つぎに、バウンスフラッシュ角度を少しずつ変えて撮影した画像をまとめてみました。
それぞれの写真の、バウンスフラッシュ角度は次の通りです。
写真左上:上向き90°
写真右上:上向き60°
写真左下:上向き60°、左向き60°
写真右下:上向き60°、右向き60°
角度の違いによって、表情の違う写真になりました。
今回は、ほとんど何も考えずに、適当にオートのまま撮ってみただけなので、これからいろいろな使い方を試してみたいと思います。
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ちなみに、D5300はコマンダーモードを備えていないので、nikonのホームページにあるような、リモートフラッシュ撮影は楽しめないとのこと。
”リモートフラッシュを使って”「まめ知識」に書いてあります。
凝った撮影がしたかったら、バウンサー、レフ板、トレーシングペーパーなどで、工夫してライティング調節すればよいと思います。
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余談ですが・・・
昔、3DCG(3次元コンピュータグラフィック)作品を作っていたことがあります。
そのときに、一番苦労したのが、やはりライティング。
環境光、スポットライト、分散光、ライティングの位置・点数、照射光比率など、調整幅は無限大ですから。
光は命。光を制する者は映像作品を制すと言っても過言ではないでしょう。
モデリングの良し悪しよりも、ライティングの良し悪しで、作品のイメージが大きく変るんです。
非力なマシンで、一晩かけてレイトレーシングでレンダリングして、気に入らなければやりなおし。
これを何日も繰り返したこともありました。
その点、カメラは撮り直しがすぐにできて楽でいいですよね。
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[2016/0715 追加]
スピードライトのおかげで、屋内の手持ちのクローズアップでも、手軽にぶれない撮影ができました。
その写真をアップロードします。
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[2017/12/23追加]
Nikon SC-28というスピードライト延長ケーブルを購入しました。
これで、ライティングの角度を自由に変えられるわけです。
そうすると、例えばこんな写真が撮影できました。
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Nikon スピードライト SB-700
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