肉眼に近い遠近感の再現は、焦点距離とイメージセンサーのサイズとトリミングで決まる

この冬シーズンは、雪が多く、道路にも残っていて、ずーっとMT-09に乗れていません。
したがって、バイクのある宮城の風景写真も撮れないので、カメラ関係の記事でも書こうかと思います。

かなり以前に”人間の眼の遠近感に近いレンズは焦点距離100mm”(←参照リンク)という記事を書きましたが、改めて、別の観点から人の目に近いレンズの焦点距離(FL:Focal Length)について考えました。

なお”人の目に近いレンズ”とは、「遠近感(perspective)・奥行感(depth perception)が肉眼で見たときの比率とほぼ同じ」と定義しています。

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まず、Nikonレンズのカタログから焦点距離とDXフォーマット(APS-Cサイズ)画角の数値を拾ってきます。
また、カメラの画角の計算 – 高精度計算サイト(←参照リンク)で、APS-Cイメージセンサーの場合の、焦点距離と画角(垂直、対角、水平)を計算します。

そして、これらの関係をOpenOfficeのCalc(またはExcel)を使ってグラフにし、水平画角を代表として累乗近似曲線を求めます。

焦点距離とDXフォーマット画角の関係図

つぎに、あるものを後方に移動させて見たときの縮小率(奥行の漸減比)と画角との関係を計算してグラフにし、線形回帰直線を求めます。

例えば、下図のように、2本の赤丸棒と同じ幅、同じ距離だけ後方に移動させた青丸棒が、画角(°)によって見える大きさが変わるので、その比率を数値化するわけです。

画角と漸減率

DXフォーマット画角と縮小率の関係図

そして、実際に左右1m幅でポール2本を立てて、さらにその1m後方にも同じように2本のポールを立てます。

これをKenUが、定規(スケール)を目の前にかざして、片目で見ながら手前2本のポールの幅と奥2本のポールの幅をそれぞれ測定し、縮小率を計算したところ約0.8でした。

この数値を、KenUの肉眼の遠近感に相当する画角に換算します。
グラフの回帰直線の数式[y=-0.0152x+0.9885]で計算すると、12.4°(水平画角)。

次にDXフォーマットの焦点距離に換算します。
グラフの累乗近似曲線の数式[y=1016.6x^-0.941]で計算すると、FL 108mm。

ということで、DXフォーマット(APS-Cサイズ)の一眼レフカメラでポートレート撮影する場合には、FL 105mmレンズを使用すると人が見た感じに近い写真が撮れてよいのかなと思いました。

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せっかくなので、FXフォーマット(35mmフルサイズ)の場合のFLにも換算してみます。

DXフォーマットのときと同じようにして、カタログ値と計算値からグラフ化して、累乗近似曲線を求めます。

焦点距離とFXフォーマット画角の関係図

KenUの肉眼の遠近感に相当する画角12.4°(水平画角)をFXフォーマットの累乗近似曲線の数式[y=1213.518x^-0.891]から焦点距離に換算すると・・・

な、なんと、FL 171mmでした。

フルサイズカメラでは、FL 160mm~FL 180mmのレンズを使うと遠近感が自然になるのですね。

また、DXフォーマットとFXフォーマットのシミュレーション結果から、肉眼の遠近感を再現して構図を決められるレンズの焦点距離(FL)は、イメージセンサーのサイズによって変わることがわかりました。

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「望遠レンズだろうが、広角レンズだろうが、同じ位置から撮影して、被写体を同じ大きさにトリミングすれば同じ遠近感になるのだから、レンズの焦点距離の違いと遠近感の違いという考え方は間違っている、肉眼に近いレンズというものを考える意味がない」と言われる人もいるかも知れませんが・・・

そういうことではなくて・・・

トリミングすることを前提にした構図を決めながら撮影はしない。

撮影中に、「今使っているレンズはFL 50mmだけど、FL 100mmのレンズで撮影した風の写真にしたいから、後でこれくらいトリミングするとして、構図はこんな感じにしよう!」ということを頭の中で考えたり、トリミング比率を計算したりしない。

最初に使用するレンズを決めて、それに応じて構図を決める。

ということから、自分の目に近い遠近感で構図を決められる撮影機材の組み合わせを知っておくことは有利だと思います。

こうした理解は、顔の印象が変わらないように、見た目に近い証明書用の写真撮影をするのにも使えると思います。

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ちょっと、実験。

FL 18-300mmズームレンズを使い、FL 105mm位置にして、DXフォーマット(APS-Cサイズ)のカメラNikon D5300で、いろはすを並べて撮影しました。

DXフォーマット105mmで撮影いろはす

うん、やっぱりこれが肉眼に近い遠近感です。

カメラを移動せずに、ズームリングをFL 105mmからFL 18mm位置に変えて撮影したのが次の写真。
(※フォトレタッチソフトでぼかし入れてます)

DXフォーマット105mm位置のまま18mmで撮影いろはす.jpg

肉眼よりも遠近感があって、実際の部屋よりも広く見えます。

でも、この写真をトリミングしてみると・・・

DXフォーマット18mmで撮影して105mm相当にトリミングしたいろはす

FL 105mmで撮った写真の遠近感とほぼ同じになりました。
トリミング=画角を狭くすること、だからですね。

でも、わざわざトリミングすることを前提にして構図を決めないので、FL 18mmのレンズで構図を決めて撮ったら、普通は↓こうでしょ。

DXフォーマット18mmで撮影いろはす

肉眼よりもかなり遠近感が増しました。

上写真の撮影イメージ図は、↓こんな感じです。

いろはすとFLと画角とトリミング

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↓このように書かれた論文があります。
人間の視野角は水平約200度,垂直約125度(下75度,上50 度)。
情報受容能力に優れる有効視野は水平30度,垂直20度程度。
注視点が迅速に安定して見える安定注視野は水平に60~90度,垂直に45度~70度程度
出典:エレクトロニクスシリーズ”プロジェクターの技術と応用”、監修:西田信夫、CMC出版(2010)

それに対して、「FL 50mmのレンズが標準レンズと言われている理由の一つに、『画角(対角線46°・水平40°)が注視していない時に肉眼で視認できる視野に一番近いから』という説がある」なんて書いてあるサイトがあります。
上記論文によれば、それは間違いだということが分かります。
なぜならば、目の有効視野(水平30°)で考えるとFL 70mm(FXフォーマット)、安定注視野(水平60°~90°)で考えるとFL28mm~FL 18mm(FXフォーマット)になりますから。

また、、誰が言っているのか不明ですが、「28mmの画角というのは肉眼の視野にもっとも近いと言われています。」なんて書いているサイトもあります。
これは、目の安定注視野角で考えると、あながち間違いとは言えないかも知れませんね。

KenUのFL100mm説では、人の目は中望遠ということになりますが、それなのにどうして水平200°もの視野角があるのか?という疑問が生じてきます。
それは、網膜が球体になっていて面積が広く(つまり、イメージセンサーサイズが大きい)、画角の狭い範囲でセンシングした映像を網膜全体でスキャニング合成して広い視野を作り出しているからではないでしょうか。

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お隣さんの許可をもらい撮影しました。もちろん、FL105mmで。

ゴッチ20171231

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人間の眼の遠近感に近いレンズは焦点距離100mm

2017年クリスマスプレゼントはNikonズームレンズ!

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2017年クリスマスプレゼントはNikonズームレンズ!

カメラの交換レンズを購入したのですが、路面凍結が怖くてMT-09に乗れず、”バイクのある風景”は撮影できないので、曇り空のなか試し撮りだけしてきました。

外気温1℃でもハクキンカイロはポカポカです。焦点距離18mmで撮影。

シラサギです。焦点距離300mmで撮影。

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※ここから下の写真はiPhone7で撮影

まだ早いのですが、クリスマスプレゼントというわけです。

大腸がんになった2014年以降、いろいろと考え方が変わりました。
「いつ死ぬかもしれない人生だし・・・」ということで、習慣化しつつあるクリスマスプレゼント(笑。

今年は、Nikon AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VRズームレンズとニュートラルカラーNC77mmフィルター。

これまで使っていた18mm~140mmズームレンズと比べてみると・・・

結構重いです。

運搬中にズームレンズが伸びないように、18mm位置ロックがついています。

VR(手振れ補正)は、ノーマルとアクティブの2モードがあります。

ちなみに、35mm換算の焦点距離でいうと、27mm~450mm相当です。

Nikon D5300に装着して、ストラップ、フィルター、フード、レンズキャップなど全部合わせた重量は、1478gでした。

さて、気になるお値段ですが・・・

レンズは希望小売価格 151,200円(税込み)のところAmazonマーケットプレイス(株式会社コジマ)から 107,190円(税・送料込み)、フィルターは希望小売価格 6,480円(税込み)のところAmazonから4,132円(税・送料込み)でした。

はいっ、バイクシーズンになったら、写真を撮りに出かける楽しみが増しそうです。

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余談ですが、先週は車で三井アウトレットパーク仙台港に震災後6年9か月ぶりに行ってきました。
ついでに、バイクで行きたいと思っている竜神埠頭(りゅうじんふとう)へ下見に。
船とMT-09を並べて写真を撮りたいんです。

観覧車のある場所が三井アウトレットパーク仙台港です。

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東京モーターショー2017でカメコの一人として初参戦!!

先日の11月4日、東京ビッグサイトで開催されたTMS(東京モーターショー2017: TOKYO MOTOR SHOW 2017)に行ってきました。

楽しかったです。

そして、TMSで撮ってきた写真の一部をピックアップしてダラダラとコメントを挟み、記事にしたいと思います。

なお、今回はカメコ(カメラ小僧)にもチャレンジしてみました。
ということで、コンパニオンの写真も少しあります(※1)。

※1:コンパニオン本人の許可について:一応、法的な解釈は調べました。撮影を黙示的に『承諾した』と認められる状況であり、撮影され公開されることを前提に自らポージングをしており許諾されたものと解釈。

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12時少し前に到着。

入場前手荷物検査があります。

まずは、東展示棟1階から。

トラックのブースは、あまり注目されないと思いますが、意外に興味深かったです。

学生のころ、引っ越しのアルバイトで大型トラックの助手席に乗せてもらっていたことを思い出します。

UD TRUCKSのGH11エンジン。トラックのエンジンは初めて見ました。

三菱FUSOトラック

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smart vision EQ fortwo。お先にどうぞ(笑

Mercedes-Benz

Mercedes-Benz 220GLA 4MATIC。欲しいと思っている4輪駆動車の一つ。実物見られてよかった。

BMW  Z4 Concept。このボディーカラーは好きです。

背もたれがマッハGoGoGoみたいです。

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国産車ブースのコンセプトカー

MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT。ヘッドランプがVOLVOのパクリと言われそう。

NISSAN IMx CONCEPT。ここで頑張っても、やっぱり無資格検査偽装は痛いなぁ。

SUBARU VIZIV CONCEPT。スバルもニッサン同様、偽装検査は残念で・・・。4輪駆動車ではスバルも候補だったのに。

スバルBRZのコンパニオン。近寄れずバリアングル+望遠で撮影・・・目線はキャッチできず。

*

ポルシェかっこいい。911のカラーリングとコンパニオンの衣装の統一感がいいです。

PORCHE 911 GT3 CUP

*

東新展示棟へ移動です。

スズキのブースのコンパニオンは超人気で人だかりがすごい。近寄れずバリアングル+望遠で撮影・・・目線はキャッチできず。

YAMAHAやKAWASAKIのバイク展示もあり。

YAMAHA MOTOROiD

そういえば、HONDAのブースもあったのに、バランス制御技術を応用した「こけないバイク」を見るのを忘れました。

歩き疲れて、足が限界に近づいていたから、集中力が切れてたかも(笑

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がんばって西展示棟1階に移動。

ここでは、「やっぱりトヨタはすごい!!」と思いました。

照明が他のブースとまったく違い、写真が綺麗に写るように配光されているような感じさえします。

お金かけていると思います。

TOYOTA CONCEPT-愛i ステージ

GR GV Sport CONCEPT。アジアンビューティー系のコンパニオンと車がよくマッチしています。

TOYOTA YARIS。見せ方が上手い。

TOYOTA WONDER-CAPSULE ステージ

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その他・・・

自動車部品メーカーのコンパニオンさんから、カメラ目線頂戴しました(笑

日本特殊陶業株式会社 NGKスパークプラグ、NTKニューセラミック。いいね!

コンパニオン撮影って、結構難しかったです。

場所場所で照明の明るさが変わるので、状況に応じた露出補正をしないといけないし、コンパニオンの目線を頂戴した瞬間に、適正露出で一発で仕留めなければならないしで。

ISOの設定もどの程度がいいのかよくわからず。
もっと修行が必要です。
コンパニオンさん、あまり綺麗に撮ってあげられなくて、ごめんなさい。

それにしても、カメコは車に目もくれず、コンパニオン一点集中で、すごい。
しっかりカメラ目線の綺麗な写真を撮るんですもん。

KenUはとてもかないません。

*

車の撮影も難しかったですね。

というのは、人が多過ぎて、好みのポジショニングが取れないし、車の前にいる人にどいてもらう訳にもいかないので。

一般客がいない報道関係者への公開日(プレスデー)に入場できるといいですよね。

と、前ふりをして・・・

じつは、障がい者手帳をお持ちの方の特別見学日という設定があったことを後で知りました。

TMS(東京モーターショー)のオフィシャルサイトから引用すると、「第45回東京モーターショー2017では、10月26日(木)(プレスデー2日目)の13時30分~18時00分を『障がい者手帳をお持ちの方の特別見学日』として設定しました。事前にお申し込みいただいた障がい者手帳をお持ちの方を入場料無料にてご招待いたします。この機会にぜひご来場ください。」とあります。

KenUは障がい者なので申し込めばその日に入場可能になりますが、それよりも「車いす」を使用している障害者の方々にこうした機会を活用して、TMSを見てほしいと思いました。

だって、先日のTMSの会場で車いすの少年や成人を見かけたときに、こんなに人が沢山いて、人気のブースは人だかりができていて、車いす高さの目線では良く見えないだろうなぁと思ったから。
入場者数が少ないプレスデーなら、車椅子でもよく見えるようになるだろうし、車椅子でも会場の写真撮影を楽しめるかも知れませんよね。

もし、知り合いに「車いすの障害者」の他、車いすでなくても「人込みでの歩行に苦労を要する障害者」の方がいましたら、次回TMS  2019でも特別見学日が設定されるかもしれないので、ぜひ教えてあげて欲しいと思います。

*

余談ですが・・・

今回は3人で行き、障がい者手帳でKenU(障害者本人)と妻(付添い)は無料、娘はチケットを購入しての入場でした。

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様々な人にオフで会えた東京モーターサイクルショー2017

身体障害者手帳と映画鑑賞・・・どうして割り引いてくれるの?

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オストメイトがグライダーで飛行体験してみると・・・

先日の2017年4月16日、グライダーに搭乗させていただく機会に恵まれまして、ソアリングしてきました。
※「グライダー」とは、発動機のない航空機。滑空機。
※「ソアリング」とは、 上昇気流を利用して長時間滞空すること。

若い人向けに、エウレカセブンに例えていうと・・・
トラパーでリフをするマシュー機の後方座席に乗り込んで写真を撮るストナーになった、といったところかな?

その結果、KenUがストーマになる以前には味わったことがないくらい、夢のような一日になりました。

今回は、第一部「素晴らしきソアリングと美しすぎるグライダー」、第二部「オストメイトでもソアリングは問題なし」という2部構成の内容で記事を書きたいと思います。

*

———- 第一部「素晴らしきソアリングと美しすぎるグライダー」———-

今回ソアリングに誘って頂いたカズさんは東京グライダークラブ(Tokyo Glider Club)に所属しており、ポーランド製の訓練用複座機(二人乗り)グライダー PW-6Uに搭乗させて頂きました。

グライダーPW-6Uと筑波山

かっこいいでしょっ!
翼幅は15mもあるそうです。
しかも、小用トイレ付。

後方に見えるのは筑波山。
そうです、KenUは宮城県在住ですが、ワクワク、そしてちょっとドキドキしながら、関東の滑空場を訪れました。

なお、東京グライダークラブのホームページ(←参照リンク)がありますので、興味ある方はリンクをクリックしてご覧ください。

*

事前の連絡で、服装は普段着でOK、上空は日差しが強いので帽子+サングラス+日焼け止めがあったほうがよい、エチケット袋は必須、ということで、すべて準備していきました。

その他、現地に到着すると、グライダーど素人のKenUは「え?そんな想像もしていなかった」ということが色々とありました。

まず、パラシュートを背中に装着。
え?

そのまま後部座席に乗り込み、4点シートベルトを装着し、緊急脱出時のシートベルトを外す→キャノピーを開放→パラシュートを開く操作説明を受けました。

まじですか?
「いやいや、絶対にそんな操作は出来ませんから(笑」といいながらも、不安や心配はなく、興味深かったです。


グレーのベルトがパラシュート、赤いベルトがシートベルトです。
自作のストーマプロテクターも装着しました。

*

お昼過ぎに、曳航機(エンジンのあるプロペラ機)に牽引されてテイクオフ。

初体験、狭いコックピット、操縦の邪魔にならないように、などなど緊張しました。

上昇気流で旋回中のグライダーPW-6U
↑旋回上昇中で、丸山の風力発電所が見えます。

↓これは飛行ログで、操縦航路や高度などを表しています。

高度1300mまで上昇したことがわかります。緑色はグランド高です。

カズさんのブログにも、”稀有な出逢いのソアリング”(←参照リンク)という記事が掲載されていますから、ぜひ参照してみてください。

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それから、KenUはパッセンジャーのつもりで搭乗したのに、後部座席の操縦桿を握る流れになって、しかもパイロットのカズさんに前席の操縦桿から両手離しをされてしまい、KenUがパイロットになった瞬間、一機に心臓がバクバクに(笑
操縦したのは、上ログ経路のピンク色線の部分だそうです。

「もう無理です!」と叫んで、操縦桿をお返ししました。
今まで生きてきた中で一番緊張しました(笑。

その後、気分が悪くなってしまったので着陸していただきました。
う~残念という気持と、自分が情けない気持ちと・・・。


橋の向こうの河川敷の緑の部分が滑空場で、着陸前のバンクです。

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動画も撮ったので、YouTubeにアップしました(再生時間25秒)。

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足がガクガクしていて着陸後しばらくの間立ち上がれず、やっとのことで機体から離れ、滑走路に仰向けに大の字に寝転んでしまいました。笑いながら。
だって、想像もしなかった・できなかったことがあり過ぎて・・・。

1時間とちょっと飛んだだけで、ど素人のKenUがグライダーの素晴らしさを語る資格なんてありませんが、自分がまったく知らなかったグライダーの世界を少し味わうことができて、この上ない喜びを感じました。
たった一日で、のんびりとした気分、心地好さから始まり、緊張感、興奮、解放感、感動、笑い、涙(いい)・・・人が一生のうちに感じる様々な感情・感覚が濃縮された最高の一日でした。

始終KenUにいろいろと気を配ってくださったパイロットのカズさん、そしてKenUを暖かく滑空場にお迎えくださったグライダークラブの皆様、ありがとうございました。

*

ここからは、美しすぎるグライダーの写真紹介です。

機体をぐるりと撮影!


ウィングレットのない翼端。

*

グライダーの格納も見学させていただきました。


主翼と水平尾翼を取り外したところです。


トレーラーに格納します。

このときは数人で作業していますが、基本的には組み立ても一人でもできるそうです。

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次に、他のパイロットさんのグライダーを紹介!

こちらは、曳航機の牽引不要で離陸可能なプロペラエンジン装備セルフランチグライダーの離陸シーン。
この機体は、ん千万円するそうです。
プロペラエンジンは上空で機体内に収納されます。

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こちらは、単座ピュアグライダーの着陸シーン。

美しい着陸。かっこよかったです。

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———- 第二部「オストメイトでもソアリングは問題なし」———-

旅客機の場合、機内の気圧を調節する装置(与圧装置)で、機内の気圧は約0.8atmに調節されています。※与圧装置がなければ、飛行高度10,000mの気圧は0.28atm、酸素濃度は地上の28%なので、生きていられません。
それに対して、グライダーには与圧装置はなく、機内はほぼ上空の環境になります。着陸前の写真のキャノピーの丸い窓を開けているのわかりますか?
今回1300mまで上昇したので、気圧は0.86atmで、酸素濃度は地上の86%になります。

さて、ソアリング中のストーマパウチの状況ですが、まったく便は出ませんでした。
というのは、前日の夕食後に結構便が出たのと、さらに就寝中にも柔らかい便がパウチ半分くらい出ていたので。

そうなったら、たくさん食べさえしなければ、しばらく便が出ないパターンだということは経験的にわかっています。

そして、朝食をバターロールパン2個とコーヒーだけで済ませました。

結局、朝から晩まで便は出ず。
排便周期的、体調的にラッキーが重なりました。

ソアリング中は、ストマからガスが3回ほど出ました。

でも、ストマ装具のパウチが膨らむこともなく、消臭フィルターから無臭でガスが抜けるので、グライダーから降りたときにはパウチはぺったんこでした。

ストーマは、まったく問題ありません。

*

話は変わって・・・

もし、KenUが直腸がんでストマになっていなければ、カズさんと出会うことはなかったでしょうし、グライダーを体験することも絶対になかったと思います。

永久ストーマになってでも絶対に生きたいと願う人、永久ストーマになるくらいなら死にたいと思う人、様々です。
考えは人それぞれですから、どちらが良いとか悪いとか言う気はまったくありません。

さらに、「生きていれば、必ず良いことがあるから、生きるべき」なんて適当なことは言いません。

でも、ストーマになったとしても、良いことが起こる可能性があるということは言えると思います。

ちなみに手術前のKenUは、生への執着が強いわけでもなく、死への願望があったわけでもなく、ニュートラルでした。

*

一方、KenUは、何か上手くいかなかったり、失敗したり、何かを避けたかったり、逃げたいときには、オストメイトであることを言い訳にしたくなることもありますし、自分に言い訳することもあります。

ストマが不安になって、なにか行動することを避けたいと思うこともありますし、実際に避けることもあります。

人間そんなに強いわけでもないし、決してそれがいけないことだとは思っていません。

でも実際、ストマでもかなりいろいろなことができるんです。

実は、カズさんは一時ストマの経験者であり、そのときにもグライダーで大空を舞っていたそうです。

オストメイトはめんどくさいし、神経も使いますが、楽しみたいという気持ち次第で、本当にいろいろなことができます。

この記事が、これからオストメイトになるかも知れない方々の参考になり、また、心のケアに少しでもお役にたてればと願っています。

************** 関連記事 **************

KenUの直腸癌切除術と入院中の備忘録

バイクのライディング用にストーマプロテクターを自作してみた。

ストーマで飛行機に乗るときに困るのは?・・・心配しなくても大丈夫

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MT-09乗り初めで”白鳥の湖”ならぬ”白鳥の圃場(ほじょう)”へ

チャァ~、チャララララァ~、ラ、ラァ~、ラ、ラララララァ~♪

これまで、白鳥と言えば湖沼とか水のある場所にいるもんだ、という勝手な思い込みがありました。

でも、そうではなかったんですね。

バイクの免許を取得してからは、国道以外にも、これまで走ったことがない県道や農道も走るようになり、いろいろと発見があります。

そして、2017年1月8日にMT-09の乗り初めで、以前発見して気になっていた場所に行ってきたので、もう10日も過ぎてしまいましたが、ブログを書きます。

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こんなところに、たくさんいるじゃないですかっ!!
田んぼスワンです。

田んぼのコハクチョウ

湖沼と違って、あぜ道があるので、ゆっくりと・そっと歩いて近づけば、かなり接近することができます。

これまで何度か、ハクチョウと愛車MT-09のコラボ写真を撮ろうと思って伊豆沼まで行ってますが、なかなかいい具合に撮れていません。

でも、この圃場では、白鳥もマガンも飛び回っています。
伊豆沼より撮影地としてはグッドかもしれません。

背景には花渕山(はなぶちやま) (標高985m)が見えます。
花淵山を背景に白鳥とマガンとMT-09

鳥たちを驚かせて飛び立たせないように、県道脇からエンジンは切って、バイクを押していきました。

カメラのレンズは18-140mmズームですが、ここでは、白鳥のほうからこちらに近づいて飛んでくるので、比較的大きく撮影できます。

「白い三連星」 ガイア、オルテガ、マッシュのジェットストリームアタック(笑

白鳥の白い三連星

マガンのV字飛行。

マガンのV字飛行

バイクを停めたところは、未舗装路のこんな場所です。
後方に見えるのは薬莱山(やくらいさん)(標高 553m)。

薬莱山を背景に白鳥とMT-09

日の出直後、朝焼け時に行っても面白いかもしれません。

でも、冬で路面凍結が怖いので無理かな?

************** 関連記事 **************

気温0℃の中オーバーグローブを装着して伊豆沼へGO!

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駐車場の心配いらずMT-09で行く大崎バルーンフェスティバル

今日、第31回大崎バルーンフェスティバルの開催3日目に行ってきました。

昨年「駐車場が満車で停められなかった第30回大崎バルーンフェスティバル」という記事を書きましたが、今年は大丈夫でした。

だって、バイクだもん(笑

*

天気予報では晴れの予想だったのに、現地についてみると、ときどき小雨が・・・。
写真を撮るにはあいにくの曇り空。

外気温は、この時期にしては比較的暖かい6℃。
その点では、路面凍結の不安もなく、防寒対策もばっちりだったので、問題ありませんでした。

*

(6:48) まだ、熱気球の離陸準備が始まったころです。

MT-09とバルーン

(6:50) ハロウィンの熱気球が起き上がりました。

大崎バルーンフェスティバル離陸準備とMT-09

ちなみに、バルーンと愛車ヤマハMT-09が一緒に写っている「バイクのある宮城の風景」写真を撮るには、会場の江合川河川敷の川を挟んだ向こう岸というロケーションしか見付けられませんでした。
バルーンとの距離がありますが、この場所で我慢です。

*

(6:55) すこしの間だけ、雲間から日が差し込みました。

熱気球の写真を撮る人達

(7:07) 会場のある堤防には、たくさんの観客が見えます。

大崎バルーンフェスティバル会場風景

この赤と白と黒色の熱気球は、今回の大会で初めて見ました。

どこから来たチームの何という名称のバルーンかな?
会場まで行ってパンフレットをもらってこなかったので、わかりません。

*

(7:09) この時間になると、ほとんどの気球が飛び立ってしまいシャッターチャンスがなくなるので、こちら側の観客は帰りはじめてだいぶ減りました。

バルーンフェスティバルに見入る二人

(7:15) 数分前まで正面に見えていたバルーンが頭上に。

熱気球バーナー点火

何故だか今回は、このチームのバーナー噴射とKenUのシャッターを押すタイミングが何度も合ったんだよなぁ~。
しかも、このチームの炎しか撮れていないんだけど(笑

*

以上、大型自動二輪免許取得後2年目に突入したKenUによる大崎バルーンフェスティバルレポートでした。

これからも、バイクでいろいろな宮城県を紹介できるといいな。

************** 関連記事 **************

大自二輪免許取得1年後MT-09のある宮城の風景まとめ

駐車場が満車で停められなかった第30回大崎バルーンフェスティバル

デジタル一眼レフカメラが欲しい。バルーンフェスティバルで思う。

最近、写真のブログになってきてるし^^;

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宮城県のツーリングスポットと言えば、ここに行かずして・・・

東日本大震災から5年6か月になります。

宮城県の有名どころの観光地といえば、やっぱり「松島」。

KenUは、あれ以来、精神的に沿岸に近づく気になれなくて、ずーっと遠のいていましたが、思い切ってヒトツーしてきました。

*

今日は、暑くもなく寒くもなく、ツーリングには最高のお天気でした。

そして「バイクのある風景」写真は、新しい試みとして、Nikon D5300のカラーセレクトエフェクトモードでも撮影してみました。

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うん、やっぱり松島。
たくさんの観光客。
バイクもいっぱい。
サイクリングする人。
海には遊覧船。

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そして、松島までツーリングしたのなら、おやくそく・・・。

仙山線の鹿妻駅まで走って、航空自衛隊松島基地から東松島市へ寄贈されたブルーインパルス(T-2)と愛車MT-09の撮影。

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バイクにまたがって左手拳を上げた自撮りができれば、”トップ・ガン”っぽかったのにな(笑

これ、無人駅の真正面に飾ってあるんです。
トイレもベンチあるので、KenUのようなストーマ持ちライダーにはグッドな立ち寄り休憩場所になります。

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さらに、どうしようか迷ったけど、奥松島、懐かしの野蒜(のびる)にも行ってみました。

巨大津波で変わり果てた・・・
あまりの風景の激変ぶりに驚愕。
バイクで走りながら泣きそうになってしまいました。

もう、”海とカップヌードル”(←2009年記事、参照リンク)もできなくなってしまったのですね。

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元野蒜海岸から南に少し行ったところの船着き場です。

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ここでは、釣り人の他、スタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard:SUP)やジェットスキーを楽しんでいる人達もいました。

今回の写真撮影地3箇所の地図(Google mapより)はこちら↓

松島ツーリング撮影場所の地図

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ということで、7年ぶりに磯の香を嗅いだツーリングは気持ち良かったです。

松島では、毎年恒例の全日本写真連盟主催”松島モデル大撮影会”というのがありますが、個人的には、女性ライダーのいる風景を撮影してみたいかなぁ~。
KenUに写真を撮られたい女性ライダーがいらっしゃいましたら、モデルのご応募おまちしておりますっ!!

このブログのバイク関連記事の一覧ページ(←参照リンク)に、その他、宮城県内のツーリングスポットも紹介しています。

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余談ですが・・・
先週は稲穂撮影地を探しに小牛田方面をうろうろしたのですが、良いところが見つかりませんでした。
そのうち、別の方面に探しに行きたいと思います。

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[2016/09/16追加]
懐かしの野蒜海岸の写真を見付けたのでアップします。

2007年秋(9月)、サーファーと野蒜海岸
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2009年夏(8月)、海水浴客でにぎわう野蒜海岸
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