先日4/14に、やっとシン・仮面ライダーを見てきました。
今回、全体的な作品の評価ではなく、私KenUがこまごまと気になった点、気に入らなかった点について書き連ねます。
総括としては、期待外れの映画でしたが、浜辺美波さんが好みのヘアースタイルで可愛かったので、ドンマイです。
KenUは、映画の評論をほとんどしません。
ただ、他のシン・なんちゃら映画作品に比べて満足感が足りなかったので、自分の好みを基準にして、あれこれ申し上げてみたいと思います。
なお、KenUは仮面ライダーおたくではないので、知識不足、理解不足で間違ったことを書いてしまうかも知れませんが、その際はご勘弁を。
サイクロン号
KenUが子供の頃、段ボールと厚紙で作ったサイクロン号のカウルとマフラーを自分の自転車につけて、友達とごっご遊びをしていました。
やっぱり、仮面ライダーの魅力の一つは、バイクがかっこいい、ということじゃないでしょうか?
シン・サイクロン号のデザインは、個人的にはかっこいいと思えなかった。
岸辺露伴のホットサマーマースじゃないけど、4つ目デザインはありえない。
1~3灯のデザインにしたほうが良かったのでは?
6本のイグゾーストパイプ(マフラー)の並び方も、なんだかなぁって感じ。
キカイダーのバイクっぽくしたら面白かったかも?
もちろんサイドカーなしで。
大型トラック2台での追走
最初のチェイスシーン。
大型トラックでバイクを追いかける意味が不明。
普通に考えれば、追いつけるはずがなく、ショッカーは頭が悪いとしかいいようがない。
KenUも以前は大型バイクのライダーだったので、このシーンにとても強い違和感を抱きました。
ヘリで追いかけるのは制作予算がないだろうし。
とすると、ショッカー戦闘員もバイクで追いかけるってほうが現実的かな。
30台くらいで追走したら絵的に面白かったかも。
ショッカー戦闘員破壊撃滅
最初の戦闘員と戦うシーン。
戦闘員の顔がライダーのパンチでぐちゃぐちゃに潰されてしまうという、子供に見せられない残酷さ。
R15指定にするつもりだったなら、それでいいんだけど。
「おおっ~、マジか!ライダー強すぎ!!」という新鮮さはありました。
ただ、あたまからその圧倒的な強さを見せつけられたのに、以後の戦闘シーンではそれほど強くなくて、作品全体をとおしての戦闘力のバランスが悪いと思った。
キャラのコンセプトが定まっていない感じ。
攻撃力、防御力、得意技の3要素がちゃんと設定できていたのでしょうか?
改造人間同士のアクションシーンで、「こいつめっちゃ強えーけど、ライダーはどうやって倒すんだろうか?」とか、「こいつめっちゃ弱いくせに、やばい技もっててライダーピンチじゃん」とか、そういうのがなくて、ドキワク感が全然なかったんだよね。
シン・ゴジラとかシン・ウルトラマンでは、そういう感じはあったのになぁ。
なんちゃらオーグ
改造人間とか強化人間とかの表現じゃなくて、AUGMENT(オーグメント)化した人間というのはいいけど・・・
英語にしたんだから、蜘蛛オーグ、蜂オーグじゃなくて、スパイダーオーグとかビーオーグって言った方が良かったのでは?
それから、それぞれのオーグの生物学的特性や機能が、アクションにあまり反映されていない感じがした。
ショッカーの野望
ショッカーという組織が、一体何をしたいのかがよく分からなかった。
というのは、それぞれのオーグが自分勝手、好き勝手なことをやっていて、ショッカーという組織の中の指揮命令系統下で行動しているように見えなかったから。
仮面ライダーでは、なになに大佐とかいう上官がいて、部下の怪人達は、タスクに失敗すると大佐に叱られて、鞭で叩かれたりして、命令のまま行動してましたよね。
クモオーグ
もっと蜘蛛らしさをだして戦おうよ。
スパイダーマンみたく。
コウモリオーグ
蝙蝠(コウモリ)男の新型ビールス。
石ノ森先生すごいですよね。
昔から蝙蝠がウイルスを持っていることを知ってたんです。
中国雲南省のコウモリの殺人新型コロナウイルス(COVID-19)ですよ。
蝙蝠は分類では脊索動物門。
他のオーグは節足動物門ばかりだし、人体オーグメント化技術の一貫性を考えると、コウモリオーグは登場させなくてもよかったのでは?
サソリオーグ
頭の上に飾ってある、小さいサソリのモニュメントいらなくないですか?
思いっきりコミカルでださいですよ。
サソリ男じゃなくて、サソリ女にしたんだから、もう少しデザインに華があっても良かったような気がします。
ハチオーグ
小学生の頃、仮面ライダーの蜂女にエロティシズムを感じたんだよね。
なのに、ハチオーグは、西野七瀬さんの衣装が中華時代劇キャラっぽすぎて、全くエロさが感じられず残念な気持ちでした。
しかも、武器が刀とはどういうこと?
仮面ライダーでは、蜂は刺すから、フェンシングの剣だったのに。
そして、サソリオーグの毒にやられて死んでしまうという設定には無理があります。
調べてみると「多くのサソリの毒は食事の標的となる昆虫や小動物を捉える程度の威力であり、人間が刺されても腫れやかゆみが出る程度で済むことがほとんど」ということ。
なので、ハチオーグがサソリオーグの毒で死ぬとは考えにくいわけです。
カマキリ・カメレオンオーグ
2種ハイブリッドオーグとかって、強いならまだしも、すぐやられちゃうんだから、いらないでしょ。
カメレオンは脊索動物門だし。
どうせ出すなら、カメレオン女子という言葉があったり、カマキリのメスはオスを食べちゃうというのもあるので、女性のオーグにしたほうが面白かったかも?
偽ライダーとの闘い
1号(初号?)、2号ライダーと複数のショッカーライダー全員がバイクに乗って追っかけっこして闘うシーンは、う~ん・・・ていう感じ。
バイクを盾にして銃弾を防ぐというのは、MI-2でトムクルーズがやってたぽかったし。
それに、本郷猛はバイクが趣味という設定だから、バイクの運転が上手いというのはよしとして、他のショッカーライダーたちはバイク運転下手設定でもいいんじゃない?
OGAチャンネルの小川裕之さんみたいなスタントライディングを取り入れてみても面白かったかも。
それとか、サイクロン号が案外昔のローテクのままみたいだったから、007とかバッドモービル的な特殊装備をつけるとかしたら新しいよね。
チョウオーグ
小林幸子さんのNHK紅白歌合戦のセットですか?(笑
とある洋画のワンシーンにも似てるのがありましたよね。
チョウオーグの彼は、ショッカーの野望とは関係なく、勝手なことをやろうとしています。
そして、兄妹喧嘩。
さらに、蝶がバッタよりも身体能力が優れていて強いという。
これでもう、どっちらけしちゃいました。
黒ずくめの政府の二人
名前は、立花と滝。
まあ、滝はいいとして、立花はやっぱ「おやっさん」でしょ。
なんだかなぁ~って感じ。
2号ライダーの衣装
そもそも、KenUがシン・仮面ライダーを見ようと思った理由は、ポスターを見て、1号ライダーの仮面のディテールと衣装の素材感がかっこよかったからです。
それなのに、2号ライダーの衣装が・・・
仮面ライダーの一本線と二本線を踏襲してほしくなかった。
だって、昔から思ってたんですよ。
中高生の体操ジャージみたいで、ださいなぁって。
緑川ルリ子
死ななくてもよかったんじゃない?
KenUが初めて浜辺美波さんを知ったのが、TVドラマ「私たちはどうかしている」でした。
そのドラマが面白くて好きで見ていて、浜辺さんはいい俳優さんだなと思っていたんですよ。
最後まで生きていて欲しかったな。
最後に
映画鑑賞 一般 通常料金 1,900円を払った人は、シン・仮面ライダーに満足できたのでしょうか?
KenUは、障害者割引1,000円で鑑賞したこともあり、期待外れだったけど、作品の出来自体にそれほど不満はありません。
でも、Amazonプライムビデオで配信されてから見れば十分だったかも。
それから、仮面の複眼にもっと特別な機能を持たせて説明したら面白かったかも。
アイアンマンとか、ドラゴンボールのスカウターのようなセンサー的役割を持たせるとか。
というのは、マスクを被ることで、頭部保護以外の何かいいことがあるのか、正直よく分からないんですよね。
殿様バッタの強い顎の機能をライダーの仮面が有しているのかどうかも。
何かを嚙みちぎるシーンを見た記憶がないので。
以上、シン・仮面ライダーをだめだししてみました。
ありがとうございます!
昔を私としては、大変面白かったです。子供の頃見たヒーローモノを、成長した子供が専門分野や得た知識から語るというのは、キャラか長年愛されてきたからできることですよね。当時の自分も思い出せました。
ありがとうございました!
そう、基本的に昔から仮面ライダー好きなんですよね。
The FirstもThe Nextもブラックサンもアマゾンズもライダー1号もプライムビデオで見てますし。
コメント有難うございました。