ストーマ周囲の除毛・主なガジェットの使い方

人工肛門装具の面板を剥がすときに、体毛が引っ張られて抜けてしまうと、毛穴の奥の毛包に皮膚の常在菌などが入り込んで感染し、炎症（毛嚢炎）が起きやすくなると言われています。
そのため、必要ならば、ストーマ周りの除毛をしたほうが良い場合があります。
そこで、私KenUがどのようにして除毛しているのか、その方法を紹介します。

看護roo！（カンゴルー）によると、カミソリによる剃毛は、皮膚表面に目視確認では困難な多数の切創をつくり、そこに常在菌が付着し増殖するため、有害とのことです。
また、術後の入院中にも、看護師さんから、カミソリは使わないほうがよいと聞いていました。

KenUは、人工肛門を造設した当初、ストーマ周囲の除毛に、National（現Panasonic）フェリエ（フェイスシェーバー）を使っていました。

ですが、この商品は防水仕様ではないので、使うときにちょっと面倒だなぁと思っていました。
というのは、KenUは、入浴時にストーマ装具を外して、お風呂場で除毛をしているからです。
また、同時にギャランドゥ（臍まで腹部中央に生えるアンダーヘア）も剃りたいのですが、フェリエでは無理です。

なので、現在は、防水カミソリでギャランドゥを剃るついでに、ストーマ周囲もいっしょに剃ってしまっています。
ただし、普通のカミソリは使いません。
Schickの電池式電動モーター内蔵の振動タイプを使います。
その理由は、剃刃が振動することで刃と肌の摩擦を抑え、力を入れずに軽く撫でるだけで除毛することが可能で、肌へのダメージが少ないからです。

シックハイドロ5 パワーセレクト（Schick HYDRO5 POWER SELECT）

振動レベルは、低・中・高の3段階のお好みに設定できて、LED表示されます。
ストーマ周囲を剃るときには、高レベル振動設定にして、力を入れて押し当てないようにして、皮膚に軽く触れるようにして、そーっと優しく撫でるようにします。

ストーマ周囲のきわ部分の毛はあまり生えてきませんが、伸びてきたらフェリエで除毛しています。

また、アンダーヘアは、伸びてくるとストーマ装具を装着するときに邪魔になるということもあり、ときどきPHILIPSのボディーグルーマーで全て刈り取っています。
仕上がり具合は、思春期前の男子を想像していただければよいかと思います。
過去記事リンク → ” 高コスパなボディーグルーマーで、き〇た〇スッキリ！ ”

なお、上記の除毛方法は、あくまでもKenU個人のやり方であって、推奨や保障をするものではありません。
体毛の質・量、皮膚の状態に個人差があるので、各人の責任においてご判断ください。

以上をまとめると、それぞれのガジェットで除毛する部分のイメージは、下図で青（Panasonic）、黄色（Schick）、ベージュ（PHILIPS）に色分けしたとおりになります。

以下は、余談です。

カミソリを長く使用していると、本体に黒カビが生えてきて黒くなってきます。
そして、綺麗に洗浄することが難しいので、不定期的に同じ商品に買い替えることになります。

今回このブログを書くことにした理由は、ちょうどカミソリを買い替えたタイミングだったからです。
他に顔、髭剃り用には、振動しないタイプのシックハイドロ5を使っていて、それも買い換えました。

今回は、同じハイドロ5でも、Schick x EVANGELIONコラボのエヴァプラグスーツモデル、アスカリミテッドエディション。
別に『新世紀エヴァンゲリオン』が好きとか、アスカが好きとか、そういうのは全く無いのですが、Amazonでたまたま見付けて、赤い色がかっこよかったので、思わずポチってしまいました。