ヘルプマーク(Help Mark)については、SNS上でときどき話題になります。
そして、色々なことを言う人がたくさんいて、ユニークで、面白い。
というわけで、改めてヘルプマークの規格について記事にしたいと思います。

※注意:逆ヘルプマークではありません

まず、ヘルプマークの使用については、平成25年8月7日 東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課が告知しているガイドラインがあります。
その内容の一部を引用すると・・・

【作成について】
(1)要件
ア 「3 デザインガイド」を遵守すること※都が提供する見本と同じものを作成してください。
 見本⇒本体部分の色:MC2-18-1372 レッド

【出典】ヘルプマーク作成・活用ガイドラインVer.5(H28/12/22)

あくまでも東京都が推進するものであり、法的拘束力のないガイドラインであって、赤色を推進しています、ということです。


ヘルプマークは、平成29年7月20日に日本産業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)に登録されています。
なので、ヘルプマークの使用に関しては、JISに従わなければなりません。
その記載内容の一部を引用すると・・・

義足又は人工関節を使用している人、内部障害又は難病の人、妊娠初期の人など、援助又は配慮を必要としていることが外見からは分からない人々がいる。そうした人々が、身に着け、周囲の方に配慮を必要として知らせることで、援助が得やすくなるように“ヘルプマーク”について規定する。ただし、ヘルプマークは、箇条3及び箇条4の適用は受けない。

【出典】JIS Z8210(案内用図記号)付属書JD(規定)ヘルプマークの使用方法

上記のとおり、「箇条3 案内用図記号の分類」「箇条4 安全などの案内用図記号に用いる基本形状、色及び使い方」の適用は受けないとなっています。

これは例えば、箇条4には、
 安全(防火・危険)に関する図記号は「正方形の内部を赤で塗りつぶす」とか、
 安全(誘導)に関する図記号は「正方形の内部を緑で塗りつぶす」とか、
 指示に関する図記号は、「円の内部を青でぬりつぶす」とか、
色使いの定めがあります。

なので、ヘルプマークについては色の規定がなく、「逆ヘルプマーク・・・」というものはあり得ず、色に関係なく図記号としてJISで規定されているので、意味も使用方法も変えることはできません。
また、JISで規定されたことにより、ヘルプマークの著作権や商標権などの権利行使はありません。

JISにヘルプマークが追加されたことについては、既に2017年8月に記事にしています(参照リンク⇒ ”オストメイトピクトグラムがJIS規格に追加されました。”)。


さて、話は変わって・・・
SNS上で、「ヘルプマークを身に着けていても優先席を譲ってもらえない」という書き込みをよく目にします。

KenUは、はじめからヘルプマークの図記号デザインはイマイチだと思っていて、一応入手はしてみたけど、まだ使用したことは一度もありません。
関連記事リンク⇒”有料道路障害者割引とヘルプマーク

意匠権も取得できないような、従来からある記号を組み合わせただけのデザインですが、JISに登録されちゃったんじゃあ仕方がない(笑
デザイン業界の闇ってやつですね。
セカンドオピニオンが必要でしょう。

色も良くないと思いませんか?
色の持つイメージが与える効果と心理的効果などは、よく研究されていて、商品のパッケージデザイン、広告、お店の看板などに利用されています。
そうしたことを考えると、このヘルプマークの赤ってどうなのかな?
王蟲(おうむ)の攻撃色ですよ(笑

という訳で、ヘルプマークの色を変えたらどうなるのか、色のイメージとKenUの個人的な意見を述べます。


【赤のイメージ】
情熱・興奮・刺激・エネルギー・活力・元気・強さ・積極的・攻撃的・危険・警戒心・怒り・破壊

人目に付きやすい目立つ色ではありますが、主張が強すぎる印象です。
助けを求めている人のイメージではありません。
優先席を譲ることを攻撃的に要求さているような印象に受け取られそうです。


【青のイメージ】
知的・信頼・誠実・冷静・清潔・爽やか・悲しさ・寂しさ・冷たい

清潔感があり、嫌悪感をいだかせずに助けを求められるイメージ。
興奮を押さえ、気持ちを落ち着かせる効果があるので、冷静な判断を促して、優先席を譲ってもらいやすくなるような気がします。

ということで、KenUイチオシです。


【緑のイメージ】
自然・おだやか・リラックス・安心・癒し・平和・生命・新鮮・若さ・安全・エコ

主張の強くない色で優しくなれるので、親切に助けてもらえそうな気がします。
優先席でのトラブルも起こりにくそう。

色の効果としては悪くはないけど、図柄が安全第一っぽいかな。


【黄のイメージ】
明るさ・希望・集中・知性・好奇心・知識・個性的・幸福・豊か・賑やかさ・騒がしい

元気そう、幸せそうで、助けを求めている人のイメージじゃない。
その反面、目立つし、人を引き付けて、相手を幸せな気持ちにさせて、いっぱい助けてもらえるかも?

でも、黄色は虫も引き寄せるんですよね(笑。


それから、もし図柄の違う「助けてあげます」的な逆ヘルプマークがあったとしても、それを所持している人には近づいてほしくないです。
偽善者、犯罪者、何かネガティブな意図を持った人もいそうで怖いです。
カバン持ち逃げされちゃったりとか。

まあ、あくまでも個人的な意見なので、目くじらたてないでくださいね。

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