ストーマになって、ビールからシングルモルトウイスキーに・・・

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昨日、俵万智さんの「サラダ記念日」を真似て、一句詠んでみました。

一年の
余命宣告
生きたから
5がつ15は
告知記念日

そのまんまを言っただけで、短歌といえるかどうか・・・

はい、前置きでした(笑。

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久しぶりのストーマネタです。

KenUは、お酒(アルコール)がものすごく好きというわけではありませんが、ビールが大好きで、オストメイトになるまでは、毎晩、自宅で、お風呂上りに350mL缶を1本飲んでいました。

とくにキリンのラガービールが好きです。

それで、直腸癌の手術後3ヶ月を過ぎた頃に、試しにアサヒ スーパードライ超ミニ缶135mLを飲んでみたわけですが、ストーマ(ストマ、人工肛門)からガス(おなら)がいっぱいでて、装具パウチがふくらんだり、パウチ内が汚れたりして、処理が面倒になることがわかりました。

というわけで、術後に炭酸飲料を飲んだのはそれっきり、炭酸飲料は飲まないという決意をしています。

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ところで、ビールの代わりに飲み始めたのがシングルモルトウイスキーのロックなのですが、これがまた美味しくてついつい飲みすぎて、コストもかかってしまいがち。

なので、自制のためにシミュレーションをして、自己規制に踏み切りました。

下の表がシミュレートした結果です。

ビールvsウイスキー価格のシミュレーション結果 (クリックすると別タブで拡大表示できます。)
ビールvsウイスキー価格のシミュレーション結果 (クリックすると別タブで拡大表示できます。)

ビールを飲んでいた頃は、通常は350mL缶1本で済ませていたので、価格は190円程度、アルコール摂取量は、アルコール(Alc.)度数が5%なので18mLになります。

Alc.度数45%のウィスキーの場合には、39mLを飲酒すると、350mL缶ビール1本と同じアルコール摂取量18mL。

とするとコスト的には、ニッカの余市(ノンエイジ)、宮城峡(ノンエイジ)、サントリーの山崎(ノンエイジ)を飲んでいる分には許容可能で、結論としては、「余市」を毎晩40mLで我慢しています。

お祝い事とか何かあるときには、80mL程度飲むこともありますが・・・。

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ちなみに、飲む量は、メジャーカップで量っています。

メジャーカップと余市10年ミニボトル
メジャーカップと余市10年ミニボトル

上写真で上向きの小さいカップが満水で30mL、下向きの大きいカップが満水で45mL、そのほかにカップ内面にラインが彫ってあり、10mL、15mL、20mLも計量できるようになっています。

メジャーカップ シックス MR-653
https://amzn.to/3Rx75ZX ←アマゾンアソシエイトリンクから見てみる

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シングルモルトウイスキー空びん
シングルモルトウイスキー空びん

上の写真がすべてではありませんが、術後1年間で結構飲みました。

飲んだ中で個人的に美味しいと思ったランキングをつけてみると、

山崎18年>宮城峡10年>余市10年>山崎12年>余市>山崎>白州12年>宮城峡

こんな感じ。

ニッカウイスキーの宮城峡10年、さすがマッサン、ハイコストパフォーマンスです。

以前はお刺身も好きで、その時には山崎12年を、トワイスアップという1:1の水割りがよく合うので好んで飲んでいましたが、ストマになった今は、お刺身で食あたりするのが怖くて食べないので、ウイスキーはもっぱらロックで頂いています。

ストマになってビールを飲まなくなったけれども、アルコール飲料を飲みたいという方がおられましたら、ミニボトルのシングルモルトウイスキーのトワイスアップから始められたらいかがでしょうか。

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[6/7追加]
ビールの炭酸ガス含有量がどれくらいなのか調べてみました。

キリンビールなど大手ビール炭酸ガス含有量は、 2.7GV(=5.3g/リットル) とのこと(きた産業株式会社、発泡清酒発泡リキュール(和酒)の製造技術、技術資料PDFより)。

つまり、350mL缶ビールには、945mLの炭酸ガスが溶けていることになります。

※GV:ガスボリューム、ガス溶。炭酸飲料やビール等の炭酸ガス溶解量の単位。標準状態で1Lの液体に1Lの炭酸ガスが溶けている場合を1ガスボリュームという。)

国税庁所定分析法(訓令)(←参照リンク)の付表に 炭酸ガス吸収係数表(びん内圧力補正表)というのがあり、それを見ると、5℃で0.09MPaの圧力がかかって2.7GVなので、缶を開けて大気圧になると1.424GVまで炭酸ガスが抜けていくことになるのかな?
そうすると350mL缶ビールの場合、1.424×350mL=498mLの炭酸ガス(CO2)を飲むことになるわけですね。

ビールといっしょに飲み込んだ炭酸ガスが、呼気と放屁とげっぷのどれからどれだけ排出されるのかわかりませんが、すべて放屁になるとすると、KenUが使用しているパウチの容量が800mL(関連記事参照)なのでかなり膨らむことが想像できると思います。

ちなみに、「飛行機に乗るとストーマパウチが膨らむから注意が必要」というのは「がせ」です。

後日、「ストーマで飛行機に乗るときに困るのは?・・・心配しなくても大丈夫」(←参照リンク)という記事で、飛行機搭乗時のアドバイスを書きました。

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[7/25追加]
今、シングルモルトウィスキーが品薄で入手困難な状況になっています。
というわけで、ジンライムに挑戦。

ポッカサッポロ業務用ライムとタンカレー ジン

ポッカサッポロ業務用ライムとタンカレー ジン

【最後に】
缶ビールをグラスにあけて飲めば、炭酸が結構抜けるので、おならはそれほど出ないことがわかりました。
また、飲食店のジョッキ生ビールもそれほど炭酸が多くないので、意外に大丈夫です。

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