D1規格リフィル多機能ペン(マルチペン)比較一覧表をつくってみた

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さて、前回「rotringボールペン(マルチペン)がお気に入りでおすすめ」という記事を書きましたが、せっかくなので国際規格(ISO) D1替芯およびその互換性がある日本工業規格(JIS) 形式D替芯が使用できるマルチペンのメーカーサイト等から数値を拾ってきて比較一覧表をつくってみました。

マルチペン(Multi Function Pen)選びの参考になるかな?

十分に気をつけて情報を集めたつもりですが、もし記載に間違い等があったらごめんなさい。

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まずは4機能ペン(ボールペン3色+シャープペンシル)・・・

D1リフィル使用4機能マルチペン比較一覧表
D1リフィル使用4機能マルチペン比較一覧表(クリックすると別ウィンドウで拡大表示)

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つぎに3機能ペン(ボールペン2色+シャープペンシル)・・・

D1リフィル使用3機能マルチペン比較一覧表
D1リフィル使用3機能マルチペン比較一覧表(クリックすると別ウィンドウで拡大表示)

なお、ボールペンの文字太さは、細字;Fineを(F)、中字;Mediumを(M)で示しました。
文字の太さをボール径で示しているメーカーがありますが、0.7mmボール径を中字と表示しているメーカーもあれば細字と表示しているメーカーもあるので、ここでは0.5mm径を(F)、0.7mm径を(M)としました。
ボール径が同じでも、インクの粘性(粘度;ねばりけ)で文字の太さが変わると思いますので、参考にならないかも知れません。

また、製品・機種選定は回転式、振り子式のものにし、KenU的にデザインがスマートと思われるものにしました。
そういう理由で、三菱鉛筆uniジェットストリームにもD1リフィルがありますが三菱鉛筆のマルチペンは一覧表に入れていません。

KenUはロットリングのリフィル(替芯)もペンのボディー自身もおすすめなのですが、軽いのが好きな人、重いのが好きな人、太いのが好きな人、細いのが好きな人、好みは人それぞれなので気に入ったものを選ばれると良いと思います。

書き味とか文字の太さについては、前回の記事でも書きましたが、表に示したメーカーと三菱uniジェットストリームは数値上は互換性がありますから、実際の互換性に注意して自分が書きやすいと思うメーカーの替芯と交換して使用するのも良いと思います。
ゼブラの4C※の替芯はD1や形式Dと互換性がないので使用しないほうが良いと思います(前回記事参照)。
※4c:規格ではなく、メーカーの品名・品番コード番号。

Amazonのレビューを見ていると、どこのメーカーとは言いませんが、「シャーペンの芯がポキポキ折れる」「シャーペンが壊れた」「ボールペンの書き出しがかすれる」とたくさんのレビュー者から書かれているメーカーがありました。
その他、よくみるレビューが 「細くて力を入れないと滑りやすい」「つるつるして滑りやすい」「重くて長時間書くのは疲れる」「振ると中の替芯どうしがぶつかってカチャカチャする音がする」など。

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4機能(3+1)ペン
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3機能(2+1)ペン
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トンボ鉛筆 ズームL102 https://amzn.to/46DXZih

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何か気になるペンは見つかりましたか?

KenU的には、STEADLERアバンギャルドライトトンボ鉛筆ZOOM L102がデザインもスマートだし軽そうで色も綺麗だなぁと思いました。

でAmazonからトンボ鉛筆 ZOOM(ズーム)L102 シャンパンゴールド色を1,484円で買ってみました。

Tombow ZOOM L102
Tombow ZOOM L102

シャンパンゴールド色は高級感があると思います。
KenUはどちらかというと重めのペンが好きなのですが、握った時の太さが丁度良いのか軽いけど書き心地も悪くないです。
うん、そしてスマートなボディーでカッコいい。 デザイン好きです。 いいね。
でも、rotring 4in1と比べて、長さ1mm、太さ0.5mmしか変わらないのに、なぜか大きく感じる。
長さをあと10mm短くした設計でも良いのではないかと思う。

これを購入した理由の一つに”超低粘smartインク”ってどうなんだろう? ジェットストリームみたいなのかなぁ?」と思ったということがあります。
そして、ボール径0.7mmのわりに、細い字、小さい文字が書けます。 書き味もなめらかです。 おっ、まあまあいいかも?

と思ったけどダメ。
KenU的に致命的な欠点があります。
書いていると時々インクが糸を引くんですね。 ペン先にもインクダマができてくる。
これをプレゼントする時には、rotringのマルチペン用替芯(D1リフィル)とかもつけた方が良いかもしれません。

シャープペンシルはポキポキと芯が折れることもなく普通に問題なく使用できます。

アルミ材質、軽量化という設計上仕方がないことなのですが、ペン先を戻すときの音が「パシャンッ!」というちょっと安っぽい音になります。
何度もペン先を出したり戻したりする癖のある人にとっては気に入らないかもしれませんね。

また、細かいことなんですがクリップの下にコの字型の凹みがあります。

製造不良なのかそういう仕様なのかトンボ鉛筆に問い合わせたところ、「こちらの凹み部は内部部品を固定するのに必要な凹みであり、ZOOM L102全ての商品におきまして、この凹みがございます。」だそうです。
うーん・・・気に入らないです。
せっかくのスタイリッシュなデザインが台無しです。クリップの下に隠すようにするのではなくてボディー横にもっと大きな凹みをつくってデザイン化するとか。トンボのエンブレムをはめるとか。

Tombow ZOOM L102クリップ下コの字形凹み
Tombow ZOOM L102クリップ下コの字形凹み

それから、アルミ材質という設計上仕方がないことなのですが、クリップにバネ機構を設けることができないので硬くて広がりにくくポケットに刺しにくいです。 メッキした樹脂製のクリップにしたほうが良かったのでは?

以上、KenUがレビューすると厳し目の評価でこんな感じになってしまいました。
トンボ鉛筆さんごめんなさい。
星をつけるとすると2つ(★★☆☆☆)です。

とりあえず、Parker FACETマルチペンに装着していた三菱鉛筆のジェットストリーム替芯をZOOM L102に付けて使用することにし、FACETのほうにはrotringのリフィルを取り付けました。

アバンギャルドライトも買ってみようかなと思ったのですが、アバンギャルドライトにもクリップ下にコの字型の凹みがあることが分かったので購入するのをやめました。

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