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先日、我が愛車のTOYOTA Mark X Zio のエンジンをかけようとしたら、”キーがありません”とのメッセージが・・・
新車購入からおよそ1年半、どうやらスマートキー(※スマートエントリーキーとも言う。日産はインテリジェントキー)の内臓電池が消耗したようです。
幸い交換用の電池の買い置きがあったので自力ですぐに交換しましたが、「交換ちょっと難しいかも。」って思いました。
電池交換の方法とか、電池切れでのエンジン始動方法などは、わざわざ僕が説明しなくても沢山の人の書き込みや動画がネット上に溢れていますが、自動車メーカーさんに改良して欲しいなーと思ったので説明したいと思います。
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その前にKenUが個人的に感じたことを列挙してみると、
・電池寿命が短すぎるかも。
・電池交換専用の蓋がないから、本体をこじ開ける時に壊しちゃわないか不安。
・電子基盤の接点に触れちゃうんだけど・・・大丈夫なのかなぁ~?
・電池がとれない。う~、かたい、はずれないっ!
・電池(CR1632)を置いているコンビニ、ホームセンター、家電量販店が少ない。
・「家電製品の電磁波により、電子キーが誤作動したり、常時通信状態となり電池が著しく消耗する場合があります。TV、パソコン、電磁調理器、携帯電話などからは1m以上はなして保管ください。 」ってホームページに書いてあるんだけど、普通は携帯電話とかPCとかと一緒にカバンに入れて持ち歩きますよね?
と思いました。
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ということで、スマートキーの電池交換のやり方と電池が切れたときのエンジン始動方法を説明したいと思います。
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Mark X Zio のスマートキー
電池交換用の蓋やネジなどは無いので、本体を分解します。
まず、メカニカルキーを引抜きます。
次に、メカニカルキーを刺しこめる窪みがあるので、そこにキーを突っ込んで”グリッ”と回すようにして本体をこじ開けます。
へたをすると窪みのひっかかりを潰してしまうかも? 要注意です。
指で”パカッ”と開きます。
電子基盤を指でそーっと引き剥がして、裏向きにすると・・・電池がはまっています。
電池を押えている爪が4つありますが、上の写真の丸で囲った爪を矢印のほうに引っ張って電池をはずしました。
硬い。うわー、無理。とれない^^;
それでも頑張って自分の爪を引っ掛けてひっぱり電池押さえ爪を1つずつはずします。
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その後、ゲストさんにコメントを頂き簡単な外し方が分かりました。
2.3mm幅のマイナス精密ドライバーを刺すところがありますので、そこに差込んで上方向にクイッと持ち上げると簡単に外れます。その時に電池がポーンと飛び出しますから気をつけて下さい。
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さて、せっかく電池をはずしたので、電池を入れる前(電源喪失状態)のスマートキーでエンジン始動をやってみます。
メカニカルキーを運転席ドアに差込んで左に回してドアロックを解除して、ドアを開けて乗り込みます。
ブレーキを踏んでもエンジン始動ボタンのランプは消えたままで何も起きません。
スマートキーのトヨタマークをくっつけるようにエンジン始動ボタンにかざします・・・
何も起きません(笑
ブレーキを踏みながらスマートキーをエンジン始動ボタンにしばらくかざすと、”ピーッ”という音とともにエンジン始動ボタンのイモビライザー解除インジケーターランプが点灯し、エンジンが始動できるようになります。
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では、スマートキーに電池を入れましょう。
下の写真の矢印の方向にCR1632ボタン電池をスライドさせて奥の2つの爪に引っ掛けてから、手前の爪にも引っ掛かるように下に押し込みます。
あとは、電子基盤を本体ケースにもどして、本体ケースを指で”パチンッ”と閉じておしまいっ!
この電池(CR1632)、コンビニで売ってませんでした。
今度の買い置き用は、送料290円だったのでネットで3個購入しました。
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ということで、スマートキーって電池があるうちは便利なんだけど、電池が切れたらユーザーに優しくないのね(笑。
ディーラーにもっていったら電池交換してくれるらしいです。
緊急時に電池切れたらあわててしまって戸惑ったりして、うまくエンジンがかけられなかったりしないかな~?
3・11大震災のときに、スマートキーの電池消耗が原因で脱出が遅れて命を失った人がいなかったことを祈りたいと思います。
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