☆
さて、今回はコーレルドローエッセンシャルズ フォーというソフトの紹介でも書いてみようかな。。。
このソフトは、 Adobe® Illustrator®(アドビ イラストレーター)に対抗するコーレル社のCorelDRAW® Graphics Suite X4 の廉価版で、ベクトル画像編集ソフトウェアいわゆるドロー系のグラフィックソフトです。
8万円前後もするイラストレーターには廉価版がないので、DTPをやってみたい、パンフレットやチラシを作りたい、ロゴを作りたい、ドロー系のソフトが欲しい、という一般の方には、1万円前後で買える大変ありがたい商品ではないでしょうか?
イラストレーターai形式やアクロバットPDF、フォトショプPSDでのファイル保存も可能というのも嬉しいです。
製品の詳細情報は コーレルのホームページ を見てもらうとして、ここでは、そこには書かれていない情報をお伝えします。
ソフトをインストールするとスタートメニューに下図のようなプログラムフォルダができます。
この中に、Corel PHOTO-PAINT Essentials 4(コーレルフォトペイントエッセンシャルズ フォー)というのがあります。
これ、何かというと、フォトショップエレメンツ(Adbe Photoshop Elements )というペイント系のグラフィック・フォトレタッチソフト(Photoshopの廉価版)みたいなものなんです。
フォトショップエレメンツにある指先ツールとかスポンジツールとかに相当する一部のツールはありませんが、使って見たところ、ほとんどフォトエレと同じようなことができるといっても過言じゃないかも知れません。
” レイヤー ” という言葉もありませんが、” オブジェクト ” という言葉のレイヤーと同じ機能が用意されています。
1万円前後のソフトに1万円以上するフォトエレと同じ機能のソフトがおまけで付いてくるんですよ?
絶対にお得だと思いますし、人によってはフォトエレは不要、これで十分という人も沢山いるかもしれません。
CorelDRAW Essentials 4 では、CMYKのカラーパレットも用意されていますし、CMYKカラーモードでベクトルデータをビットマップデータに変換してJPEGやPSDファイルとしてエクスポートすることが出来ます。
さらに、フォトショップエレメンツではCMYKは扱えませんが、
な、なんと、
Corel PHOTO-PAINT Essentials 4 ではCMYKカラーモードでの作成・保存が可能で、RGBカラーモード画像をインポートすることでCMYKカラーモード画像への変換ができるんです。
新規イメージの作成で、32ビットCMYKカラーモードを選択して、作成画面を表示します。
そして、ファイルのインポートで、Windows VISTAに付属のサンプル画像(RGB)をインポートしてみるとCMYKに変換されました。
↓
CMYKカラーモードはRGBカラーモードよりも色域が狭いので、鮮やかさが落ちた画像になります。
ちなみに、RGBカラーモードでの画像の色調補正は可能ですが、CMYK画像の色調補正はサポートしていないので出来ません。
コーレルフォトペイントでCMYKに変換された画像をPSD形式やJPEGで保存して、そのファイルをフォトショップエレメンツで開こうとすると、CMYKに対応していないのでRGBに変換してファイルを開くかどうかを問い合わせるダイアログがでてきます。
*
それから、PDFファイルに書き出すことができるのも便利で良いと思います。
保存するPDFファイルの解像度を3種類から選ぶことができます。
編集>Web>ドキュメント配布の順に解像度は高くなり、ファイルサイズも大きくなります。
ということで、コーレルドローエッセンシャルズの紹介でしたが、そのおまけのソフトである “コーレルフォトペイントエッセンシャルズ4” がすごいぞっ! というお話でした^^。
*
実はその後、
イラストレーターを購入したのですが、コーレルドローのほうが接線ハンドルとかコントロールポイントの追加とかベジェ曲線の編集がやり易すくて、イラストレーターはほとんど使っていません^^;
きっと、慣れのせいもあるのでしょうね。
同じベジェ曲線を描くにもソフトが変わると操作が変わるので困ります。
個人的にはShade(3DCG作成ソフト)のベジェ曲線編集機能が最も使い易かったです。
コーレルドローに慣れる前に、初めからイラストレーターを購入したほうが良いかも知れません(笑
*
************** 関連記事 **************
***********************************
☆